豊臣秀吉が奴隷ビジネスを阻止した日本と奴隷ビジネスが横行したアフリカ

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     マンガで「約束のネバーランド」という作品がありまして、私はハマって読んでいるのですが、今起きているグローバリズムと反グローバリズムの戦いであったり、中国共産党政府によるウイグル人弾圧、香港デモ弾圧と、反中国との戦いであったりと、現代の世界と重なる部分が多いと思いながら読んでいます。

     日本では1500年代に、奴隷ビジネスが横行していたという史実があり、過去に「教科書で語られない16世紀の日本人奴隷(豊臣秀吉の「伴天連追放令」の理由)」という記事を書きましたが、今日は改めてこの問題を取り上げ、「豊臣秀吉が奴隷ビジネスを阻止した日本と奴隷ビジネスが横行したアフリカ」と題して、下記の順で論説します。

     

    1.日本人に失いつつある国民意識とナショナリズム

    2.奴隷ビジネスに蹂躙されるアフリカと日本

    3.欧米人がアフリカ人や日本人を奴隷にした方法

    4.日本とアフリカの違い

    5.自己責任論が蔓延して失われつつある同じ日本人を助けるという国民意識

     

     

     

    1.日本人に失いつつある国民意識とナショナリズム

     

     安倍政権の腐敗レベルは最高潮に達しているものと思われます。その上、安倍政権は史上数々の不名誉な記録を打ち出し続けています。例えば、最も実質賃金を引き下げ、最も実質消費を減らし、最も出生率を減少させたという不名誉な記録が並び続けます。

     

     また、コロナ恐慌という国家的危機に陥っているにもかかわらず、十分な補償をせずに後手後手の対応となり、パソナ・電通の中抜き問題、黒川元検事総長の定年延長、種苗法改正など、コロナショックを利用して様々な根回しや利益誘導を行い、何か対策や改善をするか?と思えば、息を吐くようにウソをつき続けてきました。

     

     まさに安倍政権下では、日本の国家破壊が着々と進められてきたといえるでしょう。

     

     なぜそのようになってしまったのか?といえば、私は国民意識やナショナリズムを喪失してしまったからでは?と思っています。

     

     自己責任論に代表される通り、今の日本が直面しているのは、同胞を守るという国民意識・ナショナリズムの欠如であって、自己責任論は、その象徴であると私は考えます。

     

     日本が30年間近く、経済成長ができず、衰退し続けてきたのだ原因は、国民意識・ナショナリズムが失われて蔓延した自己責任論であると思います。

     

     ところがこの国民意識・ナショナリズムというのは、現代の日本だけではなく、400年前のアフリカにはありませんでした。

     

     日本でも16世紀の安土桃山時代に、国民意識・ナショナリズムを喪失していたときがあったのですが、戦国武将の豊臣秀吉によって、日本は救われ、その後経済成長を遂げることができたという史実を知る日本人はほとんどいないでしょう。

     

     今から400年以上前、白人の奴隷貿易によりアフリカは蹂躙された歴史を持ちますが、日本でも安土桃山時代に奴隷貿易がありました。それを断固として阻止したのが豊臣秀吉です。

     

     日本とアフリカの運命を分けたたった1つの違い、それは国民意識・ナショナリズムです。その事実を知ることで、安倍政権の腐敗と日本の衰退のカラクリがはっきりと理解できるでしょう。

     

     

     

    2.奴隷ビジネスに蹂躙されるアフリカと日本

     

     今、米国では黒人差別に対するデモが行われ、日本でも東京都内の渋谷駅周辺で行われました。その黒人差別の根本的な原因は何か?といえば英国に原因があります。

     

     英国はアフリカから黒人を連れてきて、船でアメリカ大陸に運び、奴隷として働かせていたのです。

     

     アフリカ人の奴隷は縛られて手錠や首輪によってお互いをつなぎ合わされた状態で、身動き取れないほど密閉した船にすし詰めのようにされて運ばれ、普通に奴隷貿易が行われていました。そしてアメリカ大陸に運ばれたアフリカ人は、900万人〜1100万人といわれていますが、この数は航路の途中で死んだ人は含まれていません。

     

     教科書やニュースで知られている話として、アフリカの奴隷貿易を知っている人は多いでしょうが、16世紀後半にポルトガル人が日本人が奴隷として売買されていたことを知る人は少ないでしょう。

     

     豊臣秀吉の側近で、軍紀作家の大村由己(おおむらゆうこ)は、「九州御動座記」の中で、日本人数百人が男女問わず、南蛮船が買い取って手足に鎖を付けて船に詰め込み、それは地獄よりもひどく、生きながらにして皮を剥がされるなど、狂気ともいえる様子が目の前に広がり、九州にいる日本人は皆その様子を見ており、子を売り、親を売り、妻女を売っていることを耳にしているとのこと。

     

     ポルトガル人は奴隷が自分の財産であることを示すため、まるで「約束のネバーランド」の食用児のごとく、人間用の焼き印を用いるなどしていたようで、日本人に対して家畜以下の扱いを行っていました。そして奴隷として売り飛ばされた日本人は、インドやその他の遠隔地に運ばれました。

     

     

     

    3.欧米人がアフリカ人や日本人を奴隷にした方法

     

     英国人がアフリカ人を奴隷にした際、あるいはポルトガル人が九州で日本人を奴隷にした際、いずれも戦争をして植民地化して無理やり奴隷にしたわけではありません。

     

     仮にも戦争をして植民地化すれば、奴隷人口が少なくなってしまうため、むしろ英国人やポルトガル人にとっては都合が悪くなってしまいます。

     

     欧州人の場合、どうやってアフリカ人を奴隷にしたのでしょうか?

     

     英国がアフリカ人を黒人奴隷としてアメリカ大陸に送り込み、綿花や砂糖やたばこやコーヒーなどを作らせました。

     

     

    <黒人奴隷を使ったビジネスの図式>

     

     

     上図のようなビジネスの契約を、アフリカ大陸に住む部族それぞれと締結し、捕虜となったアフリカ現地民を欧州人が買い上げて奴隷として売り飛ばすというビジネスが成立しました。

     

     日本でも戦国時代、九州は統一されておらず、豊後の大友、肥前の龍造寺、薩摩の島津の3氏戦国大名による三つ巴の抗争が展開されていました。

     

     当時、キリスト教布教のために来日していたポルトガル人は、九州の大名をキリスト教に染めていき、貿易を有利にするように取り計らいました。

     

     そしてポルトガル人は九州の大名らに対して、もし敵の捕虜を捕まえたら、捕虜を殺すのではなく奴隷として売るように交渉し、九州の大名らから日本人を買い取ったのです。

     

     これはアフリカと英国のビジネスモデルと全く同じ図式です。

     

     

    <16世紀に日本人奴隷がインドなどに売り飛ばされるビジネスモデルの図式>

     

     

     このように日本においても16世紀、アフリカと英国の関係と同様に、日本とポルトガルとの間に奴隷ビジネスが成立していたのです。

     

     なぜこのようなビジネスが成立したか?といえば、捕虜を捕まえて奴隷として売り飛ばしたアフリカの現地人、あるいは九州の大名の大友、龍造寺、島津らの立場からすれば、自分の部族の人、同じ領地の人を強制的に遠隔地に連れていかれるのは強い抵抗を示すものの、「捕虜は同じ部族ではないから、奴隷となって売り飛ばされようが、どうなろうが知ったことか!」という心理が働いたことに加え、捕虜を売り飛ばすことで莫大な資金で私腹を肥やすことができたため、カネカネカネと金儲けのために同じ国の人を売り飛ばして儲けるというビジネスが加速していったのです。

     

     まさしく奴隷貿易とは国境を越えて、あらゆるものを売買するというグローバリズムの真の姿であり、16世紀にもグローバリズムが進んでいました。

     

     

     

    4.日本とアフリカの違い

     

     日本人もアフリカの民族と同様に奴隷として売り飛ばされていましたが、日本人とアフリカの民族には、1つだけ違いがあります。

     

     それは豊臣秀吉が天下統一を果たしたことです。豊臣秀吉は1586年、三つ巴抗争が続く九州に平和な状態を作り出すため、島津氏と戦います。これが九州平定です。

     

     この九州平定のとき、豊臣秀吉は日本人が奴隷としてポルトガル商人により売買され、家畜のように扱われる状況を目の当たりにしたとされています。

     

     この惨劇を見た豊臣秀吉は、ガスパール・コエリョに使者を出して、次のように述べました。

    「(前略)予は商用のために当地方(九州)に渡来するポルトガル人、シャム人、カンボジア人らが、多数の日本人を購入し、彼らからその祖国、両親、子供、友人を剥奪し、奴隷として彼らの諸国へ連行していることも知っている。それらは許すべからざる行為である。よって、汝、伴天連は、現在までにインド、その他遠隔の地に売られていったすべての日本人をふたたび日本に連れ戻すように取り計られよ。もしそれが遠隔の地のゆえに不可能であるならば、少なくとも現在ポルトガル人らが購入している人々を放免せよ。予はそれに費やした銀子を支払うであろう。」

     

     上記の記述は、ルイス・フロイスの「歴史」という書物に書かれている内容ですが、豊臣秀吉が九州で日本人が奴隷として売られていることを知った翌年、豊臣秀吉は九州を制圧して九州の大名らを抑え、イエズス会の副館長ガスパール・コエリョに対して、奴隷貿易の禁止などを要求する手紙を送り、伴天連追放令を出してキリスト教を制圧しました。

     

     その後、豊臣秀吉は日本から宣教師を排除して奴隷交易を廃止させ、海外に売り飛ばされていた日本人を連れ戻したのです。

     

     ポルトガル人のビジネスモデルで奴隷として売り飛ばされた大勢の日本人を解放したのは、豊臣秀吉でした。

     

     マンガ「約束のネバーランド」では、エマ、ノーマンが、同じ仲間のコニーが鬼に食べられるのを見て、自分たちが食用児として食べられるために育てられているのを知り、従前からその仕組みを知っていたレイと一緒に3人で、農園のグレースフィールド(GF)からの脱出を計画し、見事に成し遂げるというシナリオがあります。まさに16世紀後半の九州では、グローバリズム的な奴隷ビジネスが当たり前のように横行し、それを救ったのが豊臣秀吉であり、豊臣秀吉によって奴隷となった日本人が解放されて連れ戻されるという史実と、私は重なる部分があると思うのです。

     

     また規制緩和という観点からいえば、豊臣秀吉の天下統一、九州平定の前は、アフリカと同じように中央政府がない状態でした。

     

     このような国家が存在しない状態で、「今だけ、金だけ、自分だけ」という自己の利益の最大化しか求めない人々が暴走すると、一個人では抗うことができず、人々の権利を守ることはできません。

     

     「約束のネバーランド」においても、鬼と契約した成人の人間の監視の目から、エマ、ノーマン、レイ、彼らが一個人で抗うのはできなかったでしょう。もちろんマンガなのでフィクションとはいえ、豊臣秀吉が九州平定で天下統一を果たす以前に奴隷となって捕らえられた人ら、彼らが一個人として敵方の九州の大名やポルトガル人に抗うことはできなかったものと考えられます。

     

     「約束のネバーランド」では、「ティファリに最上の一皿を!農園に最大の利益を!」というセリフがあります。そのセリフを言ったのは、鬼と契約した成人の人間なのですが、食用児を鬼に食べさせるために食用児を売り飛ばすのと、カネカネカネで私腹を肥やすために奴隷となった日本人をポルトガル人に売り飛ばす九州の大名の行為は、カネカネカネでおカネ儲けさえできれば何をやっても構わず、規制は邪魔、国家は邪魔というグローバリズムの発想そのものであると思います。

     

     豊臣秀吉は国家権力を使い、グローバリズムを規制したので日本は救われました。豊臣秀吉は「同じ国民だから守るのは当然」という当たり前の国民意識・ナショナリズを持ち、だからこそ日本人が奴隷で遠隔地に飛ばされている危機に対して、ポルトガル人にお金を払ってでも日本人を連れ戻して奴隷貿易を規制したのでしょう。

     

     中央政府の存在、日本人としての国民意識の有無が、日本とアフリカの運命を分けたともいえます。

     

     もし当時の日本で豊臣秀吉のような天下統一をする武将が現れず、それぞれの地域が独立してバラバラの状態だったとしたら、アフリカや欧州の植民地にされた国と同様に、ほんの一部の特権階級の日本人だけがお金を儲けて、その他大勢の日本人は奴隷にされて売り飛ばされていたかもしれません。

     

     

     

    5.自己責任論が蔓延して失われつつある同じ日本人を助けるという国民意識

     

     今の日本が直面している危機の根幹に、日本人としての国民意識・ナショナリズムが欠けているという問題があると考えられます。

     

     私は1973年生まれ、即ち昭和48年生まれなのですが、平成以降の日本では、同じ日本人を助けるという国家感が失われつつあると感じることがあります。

     

     その証拠に日本では、竹中平蔵氏のように自己の利益、特定の企業のみの利益を追求し、自身もしくはその特定の企業は一般人と違う特別階級であると立ち振る舞い、政府の関与を小さくする、中央政府を小さくする、市場に任せる、というグローバリズム主義によって、派遣労働の解禁、移民労働者の爆増、度重なる増税が実施されてきました。

     

     東日本大震災の時も、4条公債(建設国債)など政府が復興債を発行すればいいところ、被災した人々にも復興増税をかけ、不十分な支援しか行わず、見捨てています。

     

     コロナ禍の日本においては、経済学者という立場の人間が、「不況に耐えられない企業はつぶれてしまえ!」と平気で発言します。

     

     こうした言説、立ち振る舞いは、16世紀のポルトガル人、「約束のネバーランド」で食用児を鬼に売り飛ばす成人の人間らと、何ら変わらないのでは?と考えられます。

     

     安倍政権にしても、コロナショックによる恐慌が起きているにもかかわらず、自粛を要請するだけで十分な支援をせず、経済指標が悪くなっているにもかかわらず、それを無視して息を吐くようにウソつき続け、特定の業者に利益誘導を行うなど、ビジネスの暴走と国民の権利を無視する政策が推し進められ、その姿は16世紀のポルトガル人によって奴隷貿易が横行していた九州や、アフリカの姿と重なります。

     

     今の日本はかつての日本ではなく、欧州人に蹂躙されたアフリカのようになっているといっても過言ではないと思うのです。

     

     今の日本を経済の面からだけではなく、国民意識・ナショナリズムの有無という視点から、日本の現状をみていると、なぜ日本経済は低迷し続けているのか?なぜ政治家は国民を見捨てるような言動を繰り返しているのか?なぜ自分の利益しか考えない官僚、竹中平蔵氏のような民間議員が平気な顔をして、日本を破壊するような政策を推進するのか?なぜ日本人は国民意識・ナショナリズムが希薄になってしまったのか?

     

     国民意識・ナショナリズムという観点で見ていくと、平成時代以降の日本に蓄積された日本を破壊してきたものを理解できるようになるのではないでしょうか?

     

     そしてこの国民意識・ナショナリズムを軽視している現状を放置し続けていると、一部のエリート層らの暴走が止められず、日本はかつてのアフリカのようになってしまうかもしれません。

     

     

     

     というわけで今日は「豊臣秀吉が奴隷ビジネスを阻止した日本と奴隷ビジネスが横行したアフリカ」と題して論説しました。

     防災・復興・科学技術のために必要な投資がされず、グローバリズムが無制限に進められ、外国人や外国籍企業が日本国内に無制限に入り込み、デフレが放置されて、日本国家そのものが激しく弱体化し続けているのが今の日本の現状です。

     安倍首相は「世界一ビジネスがしやすい国家にする」と公言していましたが、これはまさに日本国民を見捨てた国家による虐待と同じであり、竹中平蔵氏らグローバリストに利することです。

     一部のエリート層、特権階級の日本人は、家族を守るという当たり前の感覚と同じく「日本人を守る」という感覚がなくなってしまっています。

     だからこそ「不況でつぶれる企業はつぶれろ!」とか、消費増税で低所得者層が苦しくなっても自己責任論を振りかざし、多くの国民が苦しむことになる消費増税には目をつぶって、ビジネスをしやすい国家にするという名目で規制緩和、法人税引き下げを推し進めているのでしょう。

     いくら安倍政権が国家として権力を絶大に保持していたとしても、「同じ国民を守るという国民意識・ナショナリズム」がなければ、奴隷として同じ国民を売り飛ばして自分たちだけが儲けてきた九州の大名らと何ら変わらないではないか?と私は思うのです。

     

     

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