「放射線と子供のいじめ問題」LNT仮説は日本国を滅ぼす!

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    JUGEMテーマ:放射能

     

     前回「放射線ホルミシス効果」についてご紹介しましたが、多くの人々が誤解していること、それはLNT仮説と呼ばれるものがあります。この仮説により、小さい子供ですら福島県出身の子供に対してのイジメに繋がっていると思われます。この仮説は全く根拠がないことを改めてお伝えしたく、今日はLNT仮説を取り上げます。

     

     

     

    1.LNT仮説とはどんな仮設なのか?

     

     LNT仮説とは、Linear Non-Threshold の頭文字を取ったもので、和訳すると「しきい値なし直線仮説」と呼ばれるものです。IR電力中央研究所などによれば、放射線の人体への影響は「確定的影響」「確率的影響」の2つに分けられるとのことです。

     

    <「しきい値なし直線仮説」の模式図>

     

    <「しきい値なし直線仮説」と「放射線ホルミシス効果」の模式図>

     

     「確定的影響」とは主に高線量被爆時に見られる障害で、脱毛を含む皮膚の障害や骨髄障害や白内障などが含まれます。それ以下では障害が起こらない線量、その数値をしきい値と言います。「しきい値なし直線仮説」と「放射線ホルミシス効果」の模式図で言えば、100ミリシーベルトがしきい値としています。

     しきい値を超えると人体への悪影響が起こるが、しきい値よりも少ない場合は、放射線ホルミシス効果により老化防止効果等があるというものです。

     

     そして多くの人々が誤解してるのは、「放射線ホルミシス効果」ではなく、LNT仮説を信じている論説を正しいと理解しているためです。

     LNT仮説は、しきい値から原点に向かって直線的に一次関数のように比例するとする考え方で、放射線を少なく浴びたとしてもその悪影響は蓄積されていくものとする考え方です。即ち放射線ホルミシス効果に関係なく、放射線を継続的に浴びていけば、浴びた量の累計が、やがてしきい値を超えて人体に悪影響が出る(ガンになる)などとする考え方です。

     多くの人々は、「放射線を浴び続けるとがんになる!」ことを信じて疑わないでしょう。それはまるで花粉症の症状のごとく。花粉症の症状のメカニズムについて、私は知見を持ちませんが、少なくても花粉症のように継続的に少しずつ放射線を浴びたからと言って、累積された結果しきい値を超えるとガンになるという考え方は、間違っていると言わざるを得ないのです。

     瞬間的に100ミリシーベルトを浴びた場合、ガンになる確率は1.08倍になるということは学術的に証明されています。(1倍→1.08倍というのが、どのくらい危険か?私に言わせれば喫煙者の方が遥かにがんになる確率が高いと思います。)

    とはいえ、低線量の被ばくについては、人体に悪影響を及ぼすどころか、放射線ホルミシス効果によって老化防止などの人体への好影響が証明されているのです。

     

     

     

    2.なぜ「仮説」なのか?LNT仮説の問題点について

     

     上述のように確たる情報が少ない低線量放射線の人体の影響について、放射線防護の安全策の立場からリスクを推定するために導入されたのが、LNT仮説です。

     要するに低線量放射線の影響については不明確でわからないことが多いから、影響があると考えておいた方が安全であるという考え方に基づくものであり、科学的に解明されたものでないので「仮説」と呼ばれているのです。

     線量限度等を勧告する国際放射線防護委員会では、このLNT仮説の取扱について、放射線管理の目的のためのみに利用されるべきであるとして、低線量の被ばくについてリスク評価するために用いるのは適切でないとしています。

     にもかかわらず、線量の被ばくに対してLNT仮説を用いてリスクが評価され、識者と呼ばれる人々でさえ多くの人が花粉症と同様に放射線を浴び続けると、LNT仮説という語彙を知ってか知らずか、直線的に照射線量の浴びた累積でしきい値を超えると身体に悪影響を及ぼすというのです。

     そもそも人間の細胞は、生きている限り何万個の細胞が入れ替わります。浴びた照射線量は累積しないのです。

     浴びた放射線量が累積すると思っていること自体が、LNT仮説を支持していることになるのです。

     こうして花粉症の症状と同じように放射線の身体への影響が語られ、結果として福島県民は放射線量を浴びている量が蓄積されていて他の日本人と比べて健康を害しているとして子ども同士でもイジメが起きているとするならば、私は大変にやりきれない気持ちでいっぱいになるのです。本来放射線や放射能について正しい知識を持っていれば、福島県民が他の日本人と比べて放射線量が累積されて危ないなどと言う発想はあり得ません。真実を知らない人々の無知が原因で、そうした悲しいことが起きていると言っても過言ではないのです。

     

     

     

    3.LNT仮説を起因として失っている国益

     

     私は一刻も早く、科学者技術者、国会議員、官僚などが、LNT仮説が正しかろう安全に立ったらそうあるべきだろう!という誤った放射線への認識を正していく必要があると思います。

     

     読者の中には次のような考えを持っている人は、いないでしょうか?

    ●電力会社は原発に電源を頼るなんてとんでもない

    ●原発を作っている東芝なんて時代遅れで、つぶれて当たり前!

     

     原発を動かさないことで、カタールなどの中東諸国が日本の足元を見て、高値で原油やLNGガスを売っている事実があります。カタールでいえば、日本のGDPで3兆円(日本のGDP500兆円の0.6%)が流出しています。いわば国益を損ねています。

     火力発電に頼れば当然鉱物性資源を使わざるを得ず、日本には資源がないため輸入となってマクロ経済的に言えば、GDPでマイナスに寄与いたします。

     また、東芝の経営が危機に陥ったのも、原発が稼働しないからウエスチングハウスの資産を減損するしかなかった。これは東芝が原発という放射線を取り扱う危ないプラントに投資をしていた自己責任ですなどと言って本当にいいのでしょうか?

     福島県出身の子供が放射線を浴びているなどとしてイジメをする側は、そもそも「放射線と放射能の違い」でさえよくわからないで発言していないでしょうか?

     国益を失うだけでなく、凄惨ないじめ事件も発生しているということであれば、政府は放射線、放射能への正しい知識の普及に努めるべきではないか?と私は思うのであります。

     

     皆様に誤解のなきよう申し上げますが、私は原発を推進すべきであるとは思っておりません。現実的に原発を稼働させておいた方がマクロ経済的にプラスになることが大きく、多くの国民が豊かになれると言いたいだけです。結果的に原発は稼働しておいた方がよい。とはいえ、原発も濃縮ウランという資源が必要です。そのため、CO2を出さないなどのメリットがあるから原発を推進すべきだったとしても、今後その果てには濃縮ウランの奪い合いということになると思います。結局、資源の種類が、原油からウランに変わっただけということになってしまいます。

     

     そんなわけで、今日は低線量放射線被ばく、具体的に言えば瞬間100ミリシーベルト浴びることがなければ、健康への影響は科学的に証明されていないということを改めて主張させていただき、LNT仮説は仮説であって身体の影響について論じるには相応しくないことを述べさせていただきました。

     

     

     

     

     

     


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