10万円給付の政治家受け取り自粛について

0

    JUGEMテーマ:経済全般

    JUGEMテーマ:経済成長

    JUGEMテーマ:年金/財政

    JUGEMテーマ:デフレ・インフレ

    JUGEMテーマ:政界批判

     

     今日は「10万円給付の政治家受け取り自粛について」と題して論説します。

     

     中日新聞とスポニチの記事をご紹介します。

    『中日新聞 2020/04/23 21:14 元横浜市長・中田宏氏「何で発言を撤回したのか」と広島県知事に不満たらたら…『県職員の10万円活用』構想取り下げ

     元横浜市長の中田宏氏(55)が23日、広島県の湯崎知事が10万円の一律給付をめぐって県職員の受け取り分を県の新型コロナウイルス対策の財源に活用したいと発言したことをあっさりと撤回したことについて、自身のツイッターで強い不満を漏らした。

     「広島県の湯崎知事が、県の職員が受け取る10万円をコロナ対策の財源にするという発言を撤回した。何で撤回したのか」と疑問をぶつけ、「今回の新型コロナ対策として、生活に困っている人に国が支援する、しかも早くやるというのは大事。だが、高所得者らにまで一律で支給するのは、やはり愚策と思う」と断言した。

     元大阪府知事の橋下徹氏からも「公務員の給付金受け取り禁止」のルール化を求める意見が上がっており、中田氏は「表現は訂正しても、哲学を貫くべきだった。コロナの最前線にいる公務員に手当したとしても、公務員は給与が下がらないのだからその考えでいい」と湯崎知事が妙案を取り下げたことを残念がった。

     

     

    『スポニチ 2020/04/21 18:00 和光市長「私は10万円申請 全部地域で消費」ツイートがネット話題「ぐうの音も出ないほど正しい姿」

     埼玉県和光市の松本武洋市長が21日、政府が新型コロナウイルスの緊急経済対策として実施する全国民向けの一律10万円給付について「10万円、私は申請して、全部地域で消費させていただきます」とツイート。インターネット上で反響を呼んでいる。
     「10万円、私は申請して、全部地域で消費させていただきます。申請しないと国庫に溶けてしまうだけ。本来、和光市には来ないお金なので、全額きっちり市内で使います。時節柄、飲食店のテイクアウトかなあ。タグ作ってみました。♯10万円の使い道♯10万円もらう政治家」
     SNS上には「ぐうの音も出ないほど正しい姿」「申請しないと国庫に溶けてしまうだけ。そんな考えはなかったな」「和光市長さん、素晴らしい!♯10万円もらう政治家がもっともっと出て、どんどん地域で消費してくれますように!素敵な♯10万円の使い道どんどん紹介してください!」などの書き込みが見られた。
     安倍晋三首相と全閣僚は20日、10万円給付の受け取りを辞退することを申し合わせた。21日には副大臣と政務官も受け取りを辞退することを申し合わせた。給付をめぐっては、国会議員や地方議員が辞退や寄付を表明している。』

     

     一律10万円給付について賛否両論の言説があります。

     

     どういう行動が正しいのか?といえば、和光市長の「私は10万円申請 全部地域で消費」です。

     

     自粛要請によって、デフレギャップが拡大していますが、このギャップを放置した場合、リストラや自主廃業する企業がたくさん出てくるでしょう。

     

     仮にも10万円をみんなで受け取りを自粛するとなると、拡大したデフレギャップは埋められず、大量リストラ・大量倒産につながります。

     

    <図 10万円を受け取らずかつお金を使わず、自粛によるデフレギャップ拡大を放置した場合>

     

     上図,蓮供給>需要となっているのを放置した結果、供給サイドでリストラ・廃業せざるを得なくなって経済のパイが縮小していることを示すイメージ図です。

     

     この場合の問題点は、毀損した供給力は、なかなか元に戻らないということです。

     

     例えば個人事業主や中小企業の経営者、従業員が自殺してしまった場合、労働力が毀損します。今この瞬間、出生率が上昇に転じたとしても、生産年齢人口にカウントされるまで最低でも15年はかかるでしょう。

     

     高度な教育で国民を育成するため、高校、大学まで進学させるとなれば、20年はかかります。

     

     自殺者が出なかったとしても、技術ノウハウの継承がいったん寸断されてしまえば、以降ノウハウが蓄積されることはありません。

     

     自殺者が出るという極端なシナリオ出なかったとしても、すぐに就業できない状況が長ければ長くなるほど、復旧に時間がかかります。

     

     つまりローマは一日にして成らずというように、供給力は虎の子であり、虎の子の供給力を毀損するということは、国力の低下、発展途上国化に他なりません。

     

     それでは10万円を受け取ってお金を使った場合はどうなるでしょうか?

     

    <図◆10万円を受け取ってそのお金を使った場合>

     

     上図△蓮⊆粛要請によってデフレギャップが拡大しているのを、10万円を使うことで需要を維持したイメージの図です。

     

     この場合、供給力が維持されます。

     

     供給力が維持されるということは、雇用が維持されるということで、値段も値下げしなくても売れる状況にあれば、賃金も守られます。

     

     このように、供給力=国力と考えれば、コロナの感染拡大防止のために政府として民間自粛を要請する一方、民間の供給力を維持するために10万円を一律給付して、もらった国民が10万円使ってくれれば、供給力が維持され、国力が毀損しないのです。

     

     国力の毀損を放置すれば、リストラ・廃業で法人税や所得税も激減し、却って財政は悪化することにもなります。

     

     中田氏や橋本氏らは、こうしたことを理解した発言なのか?あまりにも経済を知らなすぎるとしか言いようがありませんが、和光市の松本市長は、全くをもって正しく理解されておられます。

     

     スポニチの記事の最後の方には、安倍首相ら、閣僚らが受け取り拒否を申し合わせたと報じられていますが、この行動も間違いです。というよりも安倍政権はコロナ増税でも導入しようとしているかもしれません。

     

     将来の消費増税もしくはコロナ増税をやりたいから、範を示すということで受け取り拒否とするならば、全くをもって国民の人気どりのための欺瞞としか言いようがないと思います。

     

     正しいのは、国会議員も含めて全員が10万円を受け取り、その10万円で地元の商店街や、守るべき日本の文化などに、そのお金を使うことであって、受け取りを拒否するというのは、何の解決にもなっていないことに、日本国民は気付くべきだと私は思います。

     

     

     

     というわけで今日は「10万円給付の政治家受け取り自粛について」と題して論説しました。

     この種の政治家が身を切るというような言説を賞賛する国民が多い。一見すると正しく勇ましく見えますが、騙されてはいけません。

     10万円給付問題について、何が正しい行動なのか?は、デフレギャップを放置するとどうなるか?そこが理解できれば、多くの人が正しい解決策を導き出せるものと、私は思っています。

     

     

    〜関連記事(コロナ)〜

    粗利益補償をしない国と粗利益補償をした国で負け組と勝ち組に分かれるでしょう!

    イベント開催の自粛要請で日本国民に責任を押し付けてショボい財政出動で凌ごうとする日本政府

    緊急経済対策第2弾は2階から目薬を垂らすのと同じくらいショボすぎです!

    EUの緊縮財政で新型コロナウイルスの感染が拡大してしまったイタリアについて

    新型コロナウイルス騒動と関係なしに消費増税がデフレ圧力をかけています!

    デフレ放置とデフレ促進策をまい進するところへ、新型コロナウイルス騒動で令和不況へ突入か?

     

    〜関連記事(世界恐慌)〜

    ナチスドイツと高橋是清の経済政策

     

    〜関連記事(財源問題)〜

    国家議員の給料2割カットを賞賛する人は”スペンディングファースト”の事実を知らない白痴者です!

    国会議員の給料2割カットは”日本国民を救わないぞ”という決意表明しているのと同じです!

    ”公務員は私たちの税金で飯を食べている”という言説と”スペンディング・ファースト”について

    多くの国民が誤解している”国民から集めた税金で行政運営している”という言説について

    ”MMTが正しいならば日本は無税国家でよいのでは?”という人は、税金について理解していない人である!

    政府が借金を増やすと国民の預金は増加します!

    3種類の負債

    政府の税収が安定している必要は全くありません!

    税金の役割とは何なのか?


    コメント
    コメントする








       

    calendar

    S M T W T F S
          1
    2345678
    9101112131415
    16171819202122
    23242526272829
    3031     
    << August 2020 >>

    スポンサーリンク

    ブログ村

    ブログランキング・にほんブログ村へ
    にほんブログ村

    recent comment

    profile

    search this site.

    mobile

    qrcode

    powered

    無料ブログ作成サービス JUGEM