米中貿易戦争が核戦争につながる可能性について

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     コロナ関連ニュースが蔓延する中、気になるニュースがありまして、今日は「米中貿易戦争が核戦争につながる可能性について」と題して論説します。

     

     下記はロイター通信です。

    『ロイター通信 2020/04/16 19:11 米国務省が小規模核実験の可能性指摘、中国は否定

    [ワシントン 16日 ロイター] - 米国務省は15日公表した報告書で、中国があらゆる規模の核実験を凍結すると表明しているにもかかわらず、ひそかに低出力の地下核実験を実施した可能性があるとの見方を示した。新型コロナウイルス問題への対応を巡り、対立している米中関係がさらに悪化する可能性がある。

     中国と米国は包括的核実験禁止条約(CTBT)に署名したが、まだ批准していない。ただ中国は条約の条項を順守すると宣言している。

     CTBTでは「ゼロイールド」と称して、あらゆる規模の核爆発を禁止しているが、国務省の報告によれば、中国はこの「ゼロイールド」に違反している可能性がある。

     国務省の報告書は、小規模実験の証拠は示していないが、新疆ウイグル自治区ロプノールの実験場で2019年に爆発を封じ込める区画を使用したり、大規模な掘削作業などが見られたと指摘。核実験に関する情報開示にも問題があるとし、CTBTを順守しているか監視するセンターにつながるデータ通信が妨害された事例などを挙げた。

     CTBTの報道官は、この件を最初に報道した米ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)紙に対し、中国のセンサー拠点からのデータ通信は2018年から妨害される事象が続いていたが2019年8月末以降は起こっていないと述べた。

     中国外務省の報道官は16日の定例会見で、中国は核実験のモラトリアムにコミットしていると表明し、米国が誤った主張をしていると指摘した。』

     

     上記ロイター通信の通り、中国は低出力の核兵器の実験をやったのでは?と報じています。

     

     低出力核兵器とは、そもそもどういうものか?といいますと、核兵器と一言でいっても、種類があります。

     

     例えば、戦略核兵器、戦術核兵器、などと呼ばれます。戦略核兵器は、戦略的目的に対して使用される核兵器とされ、戦術核兵器よりも威力が大きい。戦術核兵器は普通兵器の延長線上での使用を想定した核兵器で、戦略核兵器、戦域核兵器よりも飛距離が短いという特徴があります。端的にいえば、爆発力を戦略核兵器よりも抑制して小型化・軽量化した核兵器といえます。

     

     核兵器というものは、破壊力がありすぎて、もともと使うことができません。使われたのは第二次大戦で米国が日本に対して使用したときのみであって、現実的に使われないのが核兵器です。

     

     それと比べて、低出力核兵器は使うことができる核兵器となります。

     

     実は米国、ロシア、中国の3か国は、2019年12月にトランプ政権が核兵器削減交渉を行ったものの、ロシア・中国は後ろ向きで、特に中国はヤル気がなく、「核削減をやれ!というならば、私たち(=中国)は少ししか保有していないので米国とロシアでやってください!」という姿勢でした。

     

     2020年2月、トランプ政権は、W76-2を実戦配備したというニュースがあります。

     

    下記はAFP通信の記事です。

    『AFP通信 2020/02/05 06:34 米海軍、潜水艦に小型核弾頭を配備 国防省発表

    【2月5日 AFP】米国防総省は4日、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)に比較的小型の核弾頭を配備したと発表した。ロシアによる類似兵器の試験を受けての措置と説明している。

     米国の防衛姿勢の重大な変化を示すこの動きにより、核戦争の危機が高まるとの懸念が強まっている。

     ジョン・ルード(John Rood)国防次官(政策担当)は声明で、低出力核弾頭W76-2の配備について、「ロシアをはじめとする潜在敵国が低出力核兵器の使用により米国とその同盟・提携各国より優位に立つと考えているとの結論に対処する目的」があると説明した。

     米シンクタンク「全米科学者連盟(FAS)」のサイトにある、ウィリアム・アーキン(William Arkin)、ハンス・クリステンセン(Hans Kristensen)両氏が執筆した文書によれば、W76-2の爆発規模は推計5キロトン。すでに米潜水艦に配備済みの核兵器の爆発規模は90キロトンと455キロトンで、1945年に広島と長崎に米軍が投下した原子爆弾の爆発規模はそれぞれ15キロトン、21キロトンとなっている。

     

     上記AFP通信で報じられている通り、米国は潜水艦発射ミサイル(SLBM)に初めてW76-2を配備したということで、かなり実践的な状況になったといえます。

     

     もともと米国は核兵器全体で有利な立場でしたが、小型化された核兵器、即ち戦術核兵器ではロシアが技術的に優位な状況でした。そのロシアとのギャップを米国のトランプ政権は埋めたいと思っていて、今回低出力核兵器の実戦配備を行ったということなのでしょう。

     

     世界中がウイルスのことばかり報じている中で、世界ではこうしたことが起きていますし、火事場泥棒的に日本国内でも種苗法改正など、ショック・ドクトリン(通常では通らない法案が火事場泥棒的に通って制度が変えられてしまうこと)がすすめられています。

     

     このW76-2というのは、そもそもどんな兵器か?というと、地下貫通爆弾と呼ばれていて、例えば北朝鮮が地下に施設を持っていたとすれば、その地下施設を爆発させるときに使う兵器です。

     

     北朝鮮は核兵器、ICBM(大陸弾道弾ミサイル)を地下に隠し持っていると言われており、米国はバンカーバスターもしくはMOAB(モアブといって一番強い爆風で吹き飛ばす爆弾の中の爆弾)を保有しているものの、バンカーバスターやMOABは通常兵器です。

     

     その米国では、核兵器としてもっと威力があり、地下施設に貫通できるW76−2が配備されたとなれば、北朝鮮の金正恩氏は、さぞかし怖がっているのではないでしょうか?

     

     トランプ政権としては、低出力核兵器の保有を増やしていき、核兵器を使う姿勢を示し、同時にロシア、中国に対しては核抑止を促すという作戦で、そうした状況下で中国が使えない核兵器ではなく、使える核兵器、戦術核兵器に手を出してきました。

     

     日本にとって、このニュースは良いのか?悪いのか?米中の核戦争につながる可能性があり、少なくてもその可能性が大きく高まっていることだけは確かであって、今後も動向を注視していきたい内容だと私は思います。

     

     

     というわけで今日は「米中貿易戦争が核戦争につながる可能性について」と題して論説しました。


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