”タタールのくびき”と”従軍慰安婦””南京大虐殺”の虐殺性について

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     今日はモンゴル軍のルーシに対する破壊・虐殺が後世になると被害が拡大していく謎について述べたく、「”タタールのくびき”と”従軍慰安婦””南京大虐殺”の虐殺性について」と題して論説します。

     

     表題を見て何のことか?世界史を勉強したことがないとわからないかもしれません。韓国の「”いわゆる”従軍慰安婦」問題、中国の「”いわゆる”南京大虐殺」など、なぜ”いわゆる”を付けるのか?というと、「”いわゆる”従軍慰安婦」も「”いわゆる”南京大虐殺」も存在しない史実だからです。

     

     そして「”いわゆる”従軍慰安婦」も「”いわゆる”南京大虐殺」と同じことが、ロシアの歴史でも行われています。

     

     そもそも日本人はロシアについて、「欧州の国」と認識している人が多いかと思われます。私こと杉っ子は、2014/12/30〜2015/01/02という期間で、2泊の弾丸旅行でモスクワに行ったことがあります。その際、海外旅行保険に加入するのですが、エリアは欧州エリアとなっているのです。

     

     しかしながら歴史的にみると、とても肯定できません。

     

     モンゴル帝国のバトゥに征服されたロシアの貴族たちは、モンゴル支配下で生き残りを図ります。以前、モンゴル帝国が4つのウルスの連邦体制に移行したことを記事で書いたことがありますが、ジョチ・ウルス(下図の黄緑色)は、ロシアの諸侯らに「大公」という称号を名乗ることを認めるかわりに、貢納の義務を課しました。

     

    <モンゴル帝国の4つのウルス>

    (図の説明:黄緑→ジョチ・ウルス、緑→フレグ・ウルス、濃緑→チャガタイ・ウルス、紫→大元ウルス)

     

     

     ジョチ・ウルスのモンゴル人らは、キプチャク草原など、遊牧地帯では直接的に支配を行い、ロシアの農耕地帯では直接支配をせず、多くの場合、先住農耕民の首長、即ちロシア諸侯を通しての間接統治を採用しました。

     

     ロシアの歴史において、モンゴルの支配というと、「タタールのくびき」といって、その残虐性を強調します。野蛮なモンゴルの圧政の下で、キリスト教信仰者を持つロシア民族が苦しんでいた時代とされるのですが、後のロシア帝国によるユーラシア遊牧民に対する残虐極まるやり方と比べれば、モンゴルによる支配は穏やかであると表現せざるを得ません。

     

     そもそもモンゴルのジョチ、バトゥの征西の目的は、ロシアや東欧ではなくキプチャク草原でした。キプチャク草原を手に入れることで、モンゴルは満州から黒海北岸まで、ユーラシア島を東西に貫くユーラシア・ステップを統合し、史上初めて遊牧民による大連合国家を建設したのです。

     

     仮にユーラシア・ステップの東方部分のみを制したとして、キプチャク草原を制していない場合、商人らが草原の道で安心して商売ができるという状況が実現しません。この時代の商人のことを、オルトク商人といいますが、オルトク商人は遊牧民と交易したり、情報収集した情報を遊牧民に提供し、モンゴル帝国支配下で経済活動を営んでいました。そのオルトク商人が安全に商売できるように安全保障を約束するのが、遊牧民でした。

     

     ユーラシアの交易において安全保障を提供するとするならば、モンゴルはユーラシア・ステップの西のキプチャク草原まで制覇する必要がありました。

     

     逆にいえば、ルーシ諸侯がモンゴル軍に制圧されたのは、キプチャク制覇の”おまけ”に近かったのですが、ロシア史書ではそうなってはいません。

     

     モンゴルによるロシア制圧は「残虐」でなければなりませんでした。

     

     面白いことに、13世紀のルーシの年代記は極めて少なく、かつモンゴルによる破壊や虐殺についてはほとんど語られていません。

     

     ところが後世になるルーシの被害が次々に拡大していきます。

     

     まるで韓国の「”いわゆる”従軍慰安婦”」問題や、中国の「”いわゆる”南京大虐殺」のように、被害が年を経るごとに悲惨になっていくのです。

     

     モンゴルの残虐性を特別にクローズアップするロシアの歴史は、要するにロシア帝国の正当性を強化するためのプロパガンダとして利用されているのです。

     

     中国の「易姓革命」と同じように、前の政権の悪質さを強調することで、自分たちの政権の権威付けを行っているに過ぎません。

     

     韓国も同様で、韓国は民主主義とはいえ、大統領が辞任すると、その後に必ず逮捕されたり、悲惨な運命になっています。これも中国の「易姓革命」と同様に、前の政権の悪質さを強調することで、大統領を逮捕することで、今の政権の正当性、権威付けを行っているのです。

     

     中国では「南京大虐殺があった!日本は残虐だった!そんな日本から中国人民を守る私たち(=中国共産党政府)の存在は正当化されるのである。」ということになり、韓国でも「従軍慰安婦は存在した!日本は残虐だった!そんな日本から韓国国民を守る私(=大統領)の存在は常に正当化される。前の政権よりも、より韓国の国益に叶っている。」となります。

     

     ロシア帝国の3大英雄は、イヴァン4世、ピュートル大帝、エカテリーナ二世ですが、ロシア強大化の祖となったのは、ジョチ・ウルスの王女と結婚したイヴァン4世です。

     

     1552年にカザンを攻略して「タタールのくびき」を事実上断ち切ったのがイヴァン4世なのですが、イヴァン4世はモンゴル人との混血でした。

     

     そしてイヴァン4世の母親は、ジョチ・ウルスの有力軍人のママイの直系であり、2番目の妻はジョチ家の王族の血脈でもあります。

     

     したがってイヴァン4世は、血筋からみればモンゴル帝国の婿なのです。

     

     それが後世になって、ロシア帝国が年を経ていくごとに正当性を強化するために、後世に伝えられるモンゴル帝国の「タタールのくびき」の残虐性が増していくというのは興味深いですし、中国共産党政府の日本に対する歴史ねつ造のやり方と同じであると私は思います。

     

     

     というわけで今日は「”タタールのくびき”と”従軍慰安婦””南京大虐殺”の虐殺性について」と題して論説しました。

     

     

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