上皇陛下実姉が経営する動物園の経営難はデフレ放置と緊縮財政が原因では?

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     今日は「上皇陛下実姉が経営する動物園の経営難はデフレ放置と緊縮財政が原因では?」と題して論説します。

     

     下記はデイリー新潮の記事です。

    『デイリー新潮 2020/01/26 05:57 上皇陛下実姉の動物園が経営難、お客さんは「動物がかわいそう」

    池田厚子さん(88)。なにしろ、上皇陛下の実姉である。彼女が園長を務める動物園では、さぞかし動物たちも雅に暮らしているかと思えば、さにあらず。

     岡山駅の北方、タクシーで1500円弱の地にある池田動物園。岡山で池田といえば特別な響きがある。厚子さんが嫁いだ故・池田隆政氏は、岡山藩主池田家の16代当主で、動物好きが高じて牧場を始め、昭和28(1953)年にそこを動物園にした。だから「池田」の冠がつくのである。

     岡山県はもとより、近隣の鳥取、香川を合わせても、日本動物園水族館協会加盟の動物園はここだけだから、子供のためにも残すべき施設なのだろう。が、それにしては、2016年に死んだ象の獣舎が打ち捨てられたまま。柵が低いので、象が鎖に繋がれていたこともあり、どの獣舎も古くて狭い。「狭い檻をくるくる回ってるだけで、かわいそうやな」という、若い女性の声も聞こえてくる。

     広報担当者に聞くと、

    「一昨年まで年間11万人前後の方に来ていただいていましたが、去年は9万8千人。毎年1千万から2千万程度の赤字が出て、累積赤字は2億4千500万円。基本的には入園料だけで賄い、ほかに『池田動物園をおうえんする会』からの寄付金や、園長からの借り入れで運営していますが、かなり厳しい」

     で、現在は、

    「キリン、ライオンからウサギまで104種600の動物がいて、従業員18名中、飼育員は9名。1人で10種類以上の動物の面倒を見るのはかなり大変」

     とのこと。ちなみに大阪の天王寺動物園は、180種千の動物に対し飼育員31名だから、かなり手厚い。年間入園者数は昨年167万5千人と、こちらも比較にならない。

     忠政智登士副園長も、

     「飼育のレベルは高い」

     としながら、経営難であることを隠さない。

     「前園長の隆政氏が私財を投じて維持されてきたので、現園長も守っていきたいのでしょう。皇族の方々に来ていただく、などと一切漏らさないのは、藩主家系のプライドもあるのでは」

     「動物がかわいそう」

     事実、この動物園こそが旧岡山藩主の“領国”。それを必死に守る池田厚子さんが気の毒にも思える。彼女の自宅も園内にあり、鎖が張られるなど獣舎さながらだが、池田動物園をおうえんする会の杉原望氏によれば、かわいそうなのは厚子さんではないようだ。

     「一番大事なのは動物福祉。ここでは動物たちは、さびた狭い檻、夏は暑く冬は寒いコンクリートという環境で暮らしている。でも、本気で動物福祉を考えて環境を改善すれば、赤字は10倍に膨れ上がるでしょう。だから募金や寄付をお願いし、公営化に向けて署名活動もしていますが、市営化を求めて6万筆強の署名を市に提出しても、市長にノーと言われてしまいました」

     そして、こう結んだ。

     「動物園は親と行き、大人になったら子供を連れて行き、思い出を繋ぐ場所。なのに池田動物園に来たお客さんは、ほかの動物園と比較して“動物たちがかわいそう”と感じてしまう」

     動物園の意義が、本末転倒になっているらしい。岡山市の行政関係者が言う

     「園側から公営化を求める要望書が市長に提出されましたが、“株式会社なのでまずは将来のビジョンを提出してほしい”と市長が要請し、そのままになっています。ただ、池田園長は関係者に“名前も飼育体系もそのまま、というのが望ましい”と話されているそうで、さすがに虫がよすぎるのではないでしょうか」園長が「退位」を拒むがゆえに動物が犠牲になっているのだとしたら……。』

     

     

     上記の記事で出てくる上皇陛下の実姉の池田敦子さんは、美智子上皇后の実の姉です。その池田敦子さんが経営する動物園が経営難に陥っていることが報じられています。

     

     記事によれば、毎年11万人前後だった入園者数が10万人を切って昨年2019年度は98,000人だったと報じ、赤字が毎年1000万〜2000万出ているとのことで、累積赤字は2億4500万に達しているとしています。

     

     日本は、隣国の中国からも、動物にやさしいと言われていましたが、これは日本という国が豊かになって、分厚い中間層が消費を増やして高度経済成長を続け、心までもが豊かになった結果なのでは?と私は思っています。

     

     隣国の中国からすれば、日本について安倍政権のことを軍事主義復活だとか、表面的な礼儀正しさといったネガティブなイメージが印象操作されて中国メディアは報じます。

     

     そんな中国メディアの一部では、ポジティブに報じているのもあり、中国には4大ポータルサイトがあって、そのうちの一つ捜狐(ソーフー)では、「人に対する礼儀正しさには、人どうしの利害関係が存在しうる。一方で動物に対する社会の態度は、よりその文明レベルを映し出す」としたうえで、日本社会は動物が安心して暮らせるほどに動物に対して温情を注いでいるとしています。

     

     例えば、東京都内でいえば、公園や広場はいうまでもなく、新宿のような巨大な駅でも人を怖れずに悠々を鳩が散歩し、奈良県の奈良公園やその周辺、あるいは広島県の安芸の宮島に生息する鹿は、観光客に触られて子どもが背中に乗っても怖がることなく生活し、猫もたとえ野良猫であっても毛並みがきれいであるとして、動物が安心して人間社会と共存している日本を紹介しています。

     

     特に中国では猫食文化もありますし、鳩や犬も食べます。日本ではジビエ料理で鹿肉は食べることはありますが、それでもスーパーなどで普通に売っていることはありませんが、中国では普通に犬や猫や鳩などが食されています。

     

     そうした食生活文化の違いはあるとはいえ、日本人が動物にやさしいのは経済成長してちゃんとご飯が食べられるから動物にやさしくできるのでは?と私は思っています。なぜならば日本人であっても飢えて死にそうなれば、そうしたものを食べざるを得ないということも想像できるからです。

     

    <池田動物園を応援する会へようこそ>

    (出典:池田動物園をおうえんする会のホームページ>

     

     デイリー新潮の記事では、池田動物園を応援する団体が、市営化を求めて署名したものの拒否されたことが報じられています。岡山市長は、「株式会社なので将来のビジョンを出して欲しい」と要求しているようなのですが、デフレで企業が利益を出しにくい環境で将来のビジョンを出すとしても、ビジョンの通りに行くのは難しいのでは?とも思います。

     

     ましてやデフレが長期にわたって放置されており、安倍政権になってからは2度の消費増税もしています。

     

     消費税は消費に対する罰則課税であり、池田動物園に入園する入園料も、岡山県で宿泊するホテル代も、すべて消費増税で名目の価格を上昇させ、消費を抑制させます。

     

     インフレ期で実質賃金が上昇しているさなかでの消費増税であれば影響は少ないでしょうが、実質賃金が下落している中での消費増税をやっているわけで、地方は百貨店などの他の業態も苦しい状況ですので、動物園の経営が先行きよくなるとは全く思えません。

     

     経営をよくするためには、従業員の賃金を下げて、動物に対する飼育のレベルを下げて・・・というクオリティを下げて利益を確保するというお馴染みのデフレ期の経営ビジョン(損益分岐点を左下へシフトさせること)を打ち立てるしかないと私は思います。

     

     しかしながら日本の緊縮志向が続く以上、緊縮財政を転換する政府の政策が打たれない限り、そうした経営ビジョンも一時しのぎにしか過ぎず、デフレを放置する限り、やがてまた経営難に直面するでしょう。

     

     また大阪の天王寺動物園との比較も、そもそも大阪府と岡山県ではインフラの整備の度合いが違いすぎであり、大阪府の天王寺動物園の入園者を比較すること自体が意味がありません。

     

     そうした言説を持ち出して、将来に向けた経営ビジョンなどというのは、池田動物園が大阪府のどこかで土地を購入し、動物園ごと移転することでも推奨しているのでしょうか?

     

     動物園が「親と行き、大人になったら子供を連れて行き、思い出を繋ぐ場所」であるとするならば、池田動物園は岡山県に住む人々の憩いの場であるはずです。

     

     もし私が岡山市長ならば、岡山県知事や岡山県選出の国会議員にも応援を要請し、地方交付税交付金の増額を求める動きをするでしょう。

     

     さらにいえば、より岡山県へのアクセスがよくなるように、交通インフラの整備もやりますし、地方交付税交付金を財源として、池田動物園を市営化して直接補助金を出すことも選択肢として十分にあり得ると考えます。 

     

     

     というわけで今日は「上皇陛下実姉が経営する動物園の経営難はデフレ放置と緊縮財政が原因では?」と題して論説しました。

     経営ビジョンなどと言っても、所詮デフレ期では、損益分岐点をいかに引き下げるか?という方向に行きがちなのでは?思います。

     株式会社組織の民間企業の池田動物園に経営努力と求めるというのは、例えば「働き方改革」のように政府はお金を出さず、とにかく支出を削減して、民間企業に丸投げという体質と何ら変わりません。

     緊縮財政が続く限り、こうした地方の動物園の苦しい経営が続くことも止まらないでしょう。地方の百貨店がどんどん閉店し、コンビニエンスストアも24時間営業を辞め、やがて日本も余裕がなくなって動物と共存することができなくなっていくのでは?と私は思うのです。


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