韓国のGSOMIA継続について

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     今日は「韓国のGSOMIA継続について」と題して論説します。

     

     韓国のGSOMIA継続について、多くの日本人はGSOMIAが破棄されると予想していたのではないでしょうか?

     

     ところが急転してGSOMIAは継続されることになりました。

     

     この件について、海外メディアの記事をご紹介します。

    『英国テレグラフ 2019/11/19 China signs defence agreement with South Korea as US angers Seoul with demand for $5bn troop payment

     

     The defence ministers of South Korea and China have agreed to develop their security ties to ensure stability in north-east Asia, the latest indication that Washington’s long-standing alliances in the region are fraying. 

     On the sidelines of regional security talks in Bangkok on Sunday, Jeong Kyeong-doo, the South Korean minister of defence, and his Chinese counterpart, Wei Fenghe, agreed to set up more military hotlines and to push ahead with a visit by Mr Jeong to China next year to “foster bilateral exchanges and cooperation in defence”, South Korea’s defence ministry said.  

     Seoul’s announcement coincided with growing resentment at the $5 billion (£3.9bn) annual fee that Washington is demanding to keep 28,500 US troops in South Korea.

    That figure is a sharp increase from the $923 million that Seoul paid this year, which was an 8 per cent increase on the previous year. 

     An editorial in Monday’s edition of The Korea Times warned that the security alliance between the two countries “may fall apart due to Washington’s blatantly excessive demands”. 

     Mr Trump has previously threatened to withdraw US troops if his demands are not met, with the editorial accusing the president of regarding the Korea-US mutual defence treaty “as a property deal to make money”.

     The vast majority of Koreans agree, with a recent survey by the Korea Institute for National Reunification showing that 96 per cent of people are opposed to Seoul paying more for the US military presence. 

     There is also irritation at the pressure that Washington is applying to the South to make Seoul sign an extension to a three-way agreement on sharing military information with the US and Japan.

     The General Security of Military Information Agreement is due to expire at midnight on November 23 and South Korea insists that it will only agree to an extension if Japan cancels restrictions on exports of chemicals critical to the South’s microchip industry. (後略)』

     

     この記事は、英国のデイリーテレグラフというマスメディアの記事です。この記事によれば、韓国は中国と防衛協定を結んだと報じています。

     

     先週タイのバンコクでASEAN拡大防衛相会議が行われ、各国の防衛省が集まっていまして、米国のエスパー国防長官他、日本からも河野防衛相が出席していました。

     

     ここで韓国の鄭景斗(チョンギョンドゥ)国防相は、中国の魏鳳和(ウェイ・フォンホー)氏と新たな防衛相互協定を締結したと報じています。上記記事では、既にある軍事的なホットラインを拡大して、韓国の鄭景斗国防相を来年中国に招くとも報じられています。

     

     そもそも韓国を取り巻く状況はどうだったか?といえば、韓国はGSOMIA問題で、米国から怒りを買っている真っ最中でした。

     

     米国は韓国に対して高官を送り込み、日本とGSOMIAを継続するよう働きかけをしていました。

     

     ところが英国テレグラフの記事にも記載がありますがトランプ大統領は、在韓米軍の費用を来年から今の5倍に引き上げるよう要求しており、これには韓国国民の96%が反対をしていて、韓国政府もトランプ政権に対して自国の金を稼ぐための道具にしていると非難・反発をしていたのです。

     

     この英国テレグラフの記事については、私が調べる限りにおいて、米国ヤフーの記事で見つけた以外は、日本のマスメディアでは報じられていません。

     

     米韓は70年以上続いている古い友人同士でもあります。共に朝鮮戦争を戦い、ベトナム戦争を戦い、イラク戦争を戦いました。米韓の軍事同盟は、日米同盟よりもある意味では密だったともいえますが、GSOMIA継続破棄は、それが終わろうとしていた歴史的な瞬間でした。

     

     その韓国が中国と新たに防衛相互協定を締結するということは、同盟関係にあった米韓を見直し、中国との関係を深めようとしていたわけで、米国からみればあり得ない話です。

     

     GSOMIAの破棄は、そもそも何を意味していたか?といえば、日米間の3国同盟が崩れ、中国を念頭に置いたアジア戦略が崩れることを意味します。そのため、GSOMIA破棄は、日韓問題というだけでなく、米韓問題でもあったのです。

     

     そこで米国は韓国に対して、GSOMIAを破棄しないよう圧力をかけて続けていましたが、韓国は裏では中国にすり寄っていたのでした。

     

     韓国と中国の関係でいえば、THAAD(Terminal High Alutitude Area Defence)という最新鋭迎撃ミサイルシステムを米軍が観光に配備して以降、冷え込んでいました。

     

     また文在寅政権が外交では中国よりも北朝鮮に傾注していたため、対中国関係は改善していないと思われていたのですが、この英国テレグラフの記事をみる限り、水面下では関係が改善されていたと思われます。

     

     その原因の一つがトランプ政権に対する韓国の反発だったということで、今後の展開としては、米国の圧力でGSOMIAは継続されたものの、その前に韓国は中国と手を結ぶ選択肢を持ったことで、今後は天秤にかけていく可能性があります。

     

     昔の米国であれば、このような態度を取れば、きっと韓国をつぶしにかかっていったことでしょう。

     

     今回のASEAN拡大防衛相会議には、米国はエスパー国務長が参加し、アジア太平洋構想を打ち出しましたが、インドとオーストラリア以外は、賛同していません。

     

     韓国以外のASEANの国々の多くが、米国と中国を天秤にかけて、どちらと組む方がよいか?比較しているといえます。

     

     そういう意味では、韓国だけではないのです。

     

     肝心な日本はどうなのか?といえば、日本こそ仮想敵国中国を与するのではなく、インド、オーストラリアと一緒にアジア太平洋構想に賛同して、中国と対立して包囲し、手を打つべきであると思うのですが、そうした手を打っているようにみえません。

     

     相変わらず、中国にビジネスチャンスなどと言っている人が多いため、日本もまた韓国と同じように中国と米国を天秤にかけているという情けない状況であると私は思います。

     

     

     というわけで今日は「韓国のGSOMIA継続について」と題して論説しました。

     

     

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