日本食のグローバル化がもたらす漁業資源の乱獲問題

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     今日は「日本食のグローバル化がもたらす漁業資源の乱獲問題」と題して論説します。

     

     新聞記事を2つ紹介させていただきます。

     まずは毎日新聞の記事です。

    『毎日新聞 2019/08/24 08:51 根室のサンマ、1匹約700円 不漁が直撃 札幌市場

     北海道・根室で22日に水揚げされたサンマが23日、札幌市中央卸売市場で競りにかけられ、最高値は1キロ4119円となった。1匹にすると約700円。
     22日は棒受け網漁の中型船(20トン以上100トン未満)5隻が、根室の花咲港に約17トンを初水揚げした。昨年と比べて約9割減だった。
     水産庁のサンマ長期漁海況予報によると、今季はサンマの来遊量が少なく、漁期を通じて不漁が続くとみられている。【土谷純一】』

     

     上記記事の通り、サンマが大ピンチということで、サンマ漁の本格シーズンを控えた今月の漁獲量が過去にないほど低調のようです。

     

     北海道の漁業関係者からは、ほとんど獲れないと悲鳴が上がっています。

     

     その原因の一つとしてあげられるのが、外国船による違法漁業です。

     

     台湾や中国の大型漁船が、北海道の東の沖から、三陸沖の排他的経済水域(EEZ)の外の公海にとまって漁獲をしているのでは?という見方があります。

     

     一昨年、脂の乗ったサンマが一尾500円の値を付けたことがあるようなのですが、今年は約700円にまで上昇しました。

     

     このような台湾・中国の大型漁船の操業によってサンマが高級魚になってしまう可能性があるかもしれません。

     

     サンマに限らず海の資源が少なくなっているといわれており、イワシやサバも漁獲量が下がっています。もともと漁獲量は変動するものなので、獲れない年があるものの、トレンドとして漁獲量が下がってきているという実態があります。

     

     そしてその原因の一つとしてあげられるのが、外国漁船の闇操業です。

     

     仮に排他的経済水域の内側であれば、そうした外国漁船を取り締まることができますが、公海では取り締まることができません。ただ北朝鮮の漁船などでは、排他的経済水域の中に入って漁をしているというケースもあります。そのような漁船に対して取り締まりを強化するため、海上警備をもっと充実させて欲しいと切に思います。

     

     

     次に産経新聞の記事を紹介します。

    『産経新聞 2019/08/20 11:00 おでんがピンチ 欧米で消費増で「すり身」高騰 秋冬商戦向け値上げ検討

     おでんやかまぼこといった魚肉練り製品の原料、すり身の輸入価格が高騰している。欧米や中国で魚の消費が増えているためだ。物流費や人件費の上昇も重なり、月内にも始まる練り製品の秋冬商戦に向け、値上げや新商品の絞り込みを検討する動きが広がる。

     財務省貿易統計によると、主力のスケトウダラすり身の輸入価格は2017年春ごろから上昇。今年6月は1キログラム当たり約401円で2年前と比べ約3割値上がりした。

     練り製品の世界最大の消費国とされる日本は、すり身の多くを輸入し国内で加工している。輸入量のほとんどを米国産スケトウダラが占める。

     一方、欧米や中国では健康志向の高まりなどから魚の切り身の消費が拡大。スケトウダラの漁獲量は米国が大半で「各国から引く手あまた」(関係者)という。スケトウダラを切り身に回す動きが加速し、海外ですり身価格上昇につながった。

     大手水産商社の担当者は「海外需要は引き続き旺盛。値下がりの要素はない」とし、価格の高止まりが続くとみる。日本水産や紀文食品が今年3月に練り製品を値上げするなど水産加工メーカーは苦境に立たされている。「努力はしているが価格上昇分の穴埋めはできていない」(メーカー担当者)と明かす。

     大手コンビニは今月、おでんの販売を一斉に開始。おせち料理向け練り製品の商戦も近く本格化する。ある水産加工大手は新商品を例年より約2割減らし「効率化を図る」(担当者)という。だがコスト増を吸収できないメーカーでは値上げも選択肢となりそうだ。

     練り製品業者でつくる日本かまぼこ協会の奥野勝専務理事は「すり身価格とともに物流費や人件費も上がり、メーカーの努力を超えている」と苦慮している。』

     

     サンマの不漁で一尾700円まで高騰していることをご紹介しましたが、はんぺんなどの練り物に使われる魚のすり身も高騰しています。

     

     輸入物のスケトウダラのすり身の価格は、昨年4月に1キロ当たり270円だったのが、今年6月に400円ほどまで上昇しました。

     

     背景にはスケトウダラの世界的な需要の高まりがあって、欧米でヘルシーな健康食材として近年人気になっているということがあります。

     

     おでんやはんぺんなど魚のすり身を使ったものに影響が出てくることは必須でしょう。

     

     すしなど、日本食のグローバル化が進むので、どうしてもこうなってしまうわけであって、やはりグローバル化は問題であると私は思います。決められた漁獲量を守るというルールが本当に大事なのが海洋資源です。

     

     各国と協調してしっかりと資源管理をして欲しいですし、違法操業に対してはしっかりと海上保安庁に取り締まっていただきたいと私は思います。

     

     

     というわけで今日は「日本食のグローバル化がもたらす漁業資源の乱獲問題」と題して論説しました。

     

     

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