メキシコの壁の建設により減少した不法入国者
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今日は「メキシコの壁の建設により減少した不法入国者」と題して論説します。
下記はBCCの記事です。
『BCC 2019/02/16 「壁は効く」 トランプ氏、非常事態宣言の正当性主張
ドナルド・トランプ米大統領は15日、メキシコとの国境に壁を建設する費用を議会承認を得ずに確保するため、国家非常事態を宣言すると発表した。壁の建設はトランプ氏の主要選挙公約だが、野党・民主党は「権力の甚だしい乱用」だと非難している。
しかし、アメリカとメキシコの約3200キロに及ぶ国境沿いに壁を建設するには、推定230億ドルが必要と試算されている。
トランプ大統領のメキシコの壁建設を巡って、様々なニュースが飛び交っていますが、私はトランプ大統領に対して「がんばれ!」とエールを送りたい立場です。
理由は、メキシコの壁がアンチ移民の象徴であると考えるからです。
トランプ大統領は2/5に行った一般教書演説で、メキシコの国境の壁を建設する公約に強い意欲を示しました。選挙で共和党が下院で民主党に敗れてねじれ状態になっている下院において、多数を握る民主党へ融和を呼び掛けながらも、壁の建設の予算確保については一切の譲歩を拒む姿勢を鮮明にしています。
トランプ大統領は「私は壁を建設する。壁が作られたところでは不法移民は激減する。壁は人命を救う。」と述べ、議場では国境の危機を強調するため、不法移民に殺害された家族が招かれました。
移民はグローバリズムの3つのトリニティである「ヒトの自由」「モノの自由」「カネの自由」で、ヒト・モノ・カネの移動を自由に国境を越えさせようとする圧力を高めようとする3要素の一つです。
私は、特に「ヒトの自由」「モノの自由」「カネの自由」のうち「ヒトの自由」は一番破壊力があるものと思っています。それに対してトランプ大統領が強烈な反対主張をしているという点で、「私は不法移民の入国を止める壁を作る!グローバリズムの流れを止める!そして自国を豊かにする!」という主張を応援したいと思うのです。
ただ現実的に壁を作るのと、他のアンチグローバリズム対策とどちらが大切なのか?
実はトランプ大統領自身がグローバリストな部分があったりする可能性もあります。ご自身が大富豪であるため、ウォール街ともそれなりに関係があるでしょう。
とはいえ、アンチグローバリズム、反グローバリズムの象徴的な事案が、メイ首相のブレグジットに次ぐトランプ大統領のメキシコの壁であるため、私は「がんばれ!」とエールを送りたいと思うのです。
というわけで今日は「メキシコの壁の建設により減少した不法入国者」と題して論説しました。
- 2019.02.19 Tuesday
- 世界経済(米国)
- 00:59
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- by 杉っ子