国際リニアコライダーについて

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     皆さんは、「リニアコライダー」というものをご存知でしょうか?今日は「リニアコライダー」について論説したいと思います。

     

     リニアコライダーとは何か?

     

     電子と陽電子を衝突させてヒッグス粒子を生み出し、素粒子反応を直接観測することができるのが特徴とあります。

     

     これだけだと何のことかわかりにくいかと思います。インターネットでいろいろと調べてみましたが、私なりの解釈を述べますと、この地球上で可能な限り最大のエネルギーで電子と陽電子を衝突させて、宇宙創成の謎、時間と空間の謎、地球上にある物質の質量の謎を解き明かそうとするプロジェクトと理解しています。

     

    <電子と陽電子が衝突している様子>

    (出典:岩手県庁のホームページのILC「いいね」から抜粋)

     

     

    (出典:東京大学素粒子物理国際研究センターのホームページのILC計画から抜粋

     

     そんな衝突実験をして何のためになるのか?ということなのですが、これがものすごい応用技術を生み出すといわれているのです。

     

    ●医療分野

    ボジトロンCT

    X線透視装置

    粒子線がん治療

    病気の早期発見

     

    ●生命科学

    X線自由電子レーザー

    次世代放射光ERL

    タンパク質の解析

    新薬創造

     

    ●新機能材料/部品創出

    次世代カメラ

    新素材

     

    ●情報/通信

    次世代通信機器

     

    ●計算/計測

    新光学素子

    新電子回路

     

    ●エネルギー/環境

    核廃棄物分離処理技術

    超高真空

    宇宙ステーション

    新交通システム などなど

     

     上記は分野別への応用が期待される分野です。これらが派生して、ナノメートル制御技術や200メガワットの大電力輸送やロボティクス、スーパーコンピューター、表面処理技術、高度コンクリート技術、高度土木・建築技術、高度溶解技術などなどなどなど、挙げればキリがありません。

     

     それだけ有望な技術といわれているのがリニアコライダーです。

     

     このリニアコライダー、実は日本の岩手県奥州市とその北に位置する北上市、一関市の3つの市を貫く形で北上山地に実験施設を作る計画があり、国際リニアコライダー(以下「ILC」)といわれています。計画されている実験施設の南端は、宮城県の気仙沼からも近く、それほど遠くありません。

     

     このILCは世界史上初の「直線型(リニア)」の大型加速器といわれています。従来はスイスで円形型の加速器があるのですが、円形型ですと遠心力でビームが外に逃げていくという弱点があるようで、「直線型(リニア)」というのは史上初といわれているのです。

     

     とはいえ「直線型(リニア)」といえども、例えば近くを通るダンプカーの振動とかでビームがずれるだけで、高速衝突のエネルギーが失われ、ヒッグス粒子を生み出せなくなるとのこと。高性能のビームをより高速で衝突させるためには、岩盤が頑丈な場所で、直線距離で最低30前幣紊隆簇彙老舛両貊蠅房存鎧楡澆鮑遒詆要があるとされています。

     

     日本では岩手県北上市が立候補していまして、まさに世界史上初の「直線型(リニア)」の大型加速器の実験施設建設となります。全長約30舛猟樟状の加速器を建設を予定していますが、世界の科学者たちは、2020年代前半にILCに関する国際合意を得て、2030年前後の稼働を目指しています。

     

     ヒッグス粒子発見を主導したCERN(欧州原子核研究機構)の加速器としても期待されており、世界的プロジェクトなのです。

     

     このILCの建設候補地については、中国も立候補していますが、日本の岩手県北上市の山地が最有力となっています。「東北復興」という観点からも、ILCを北上に建設することはきわめて合理的です。

     

     何しろ、東北に世界中から天才たちが集まり、この地が世界の知識、知能、知恵の中心になる可能性があるのです。

     

     

     というわけで、今日は「国際リニアコライダーについて」と題して論説しました。

     ILC加速器の建設費は、ILC技術設計報告書によりますと、約8,400億円とのこと。測定器建設と合わせて総額約9,100億です。とはいえILCは国際プロジェクトであるため、全額を日本が負担するわけではありません。日本の負担額の想定は、約4,300億円といわれています。

     こうした夢のあるプロジェクトに、日本政府が積極的に関与し、躊躇なく建設国債を発行すれば、経済効果は莫大なものとなるでしょう。

     将来世代に夢を与え、日本の科学技術振興のためにも、ぜひとも日本への誘致が実現されることを私は望みます。


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