インフラ点検での生産性の向上について

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     今日は「インフラ点検での生産性の向上について」と題して論説します。

     

     下記は読売新聞の記事です。

    『読売新聞 2018/10/04 08:57 橋・トンネル点検に赤外線…精度向上で効率化

     国土交通省は、国や自治体が管理する橋やトンネルなどの老朽化対策について、赤外線を使ってコンクリートのひび割れの有無などを確認する調査を本格的に導入する。異常が疑われる場合は目視による再確認も行い、事故の未然防止の効果を高める。老朽化したインフラ(社会基盤)の改修が全国的な課題となる中、人手が不足する地方自治体で点検の精度を向上させる狙いもある。

     国や高速道路会社、地方自治体が管理する橋やトンネル、歩道橋は全国に77万か所ある。9人が死亡した2012年12月の中央道・笹子トンネル天井板崩落事故の後、管理者による5年に1度の点検が義務付けられている。道路法施行規則に基づく「点検要領」に従い、コンクリートの状況などは原則、技術者が目視でチェックしたり、ハンマーでたたいたりして確認しなければならない。(後略)』

     

     上記記事の通り、国や地方自治体が管理する橋やトンネルの老朽化対策について、赤外線を使ってコンクリートのひび割れの有無を確認する検査を本格的に導入するということで、事故の未然防止の効果を高められるだけでなく、人手不足が顕著な地方自治体で点検の精度を向上させる狙いがあると報じられたニュースです。

     

     国交省は最近フリーゲージトレインを断念したり、いいニュースが多い。このニュースも生産性の向上につながる素晴らしいニュースです。

     

     具体的には赤外線を使った非破壊検査というものがあります。赤外線サーモグラフィーを使えば、文字通り叩いたり破壊せずとも検査することが可能です。例えば橋梁の床版やトンネル覆工のコンクリートのうき・剥離や、コンクリート構造物の凍害・漏水箇所の調査や補修・補強箇所の健全度を調査することが可能です。

     

    (出典:土木管理総合試験所(証券コード:6171)のホームページから) 

     

     

     上記写真の赤外線サーモグラフィーを使って検査をする場合、人手が不足していたとしても、たくさんの仕事ができるようになります。一人当たりの生産性が向上しますので、効率性が上がります。

     

     赤外線以外にも効率性が上がる技術はたくさんあるのですが、政府としてどの技術を採用するか?決まっていませんでした。今回ようやく赤外線を使ったコンクリートのひび割れの有無を確認する調査を本格的に導入することとなりました。国交省は2018年度中に、原則目視に限っていた点検要領を緩和し、2019年度以降赤外線による状況調査を認める方針です。

     

     今年は8/15にイタリア北部で、高速道路の高架橋崩落事故が発生しました。緊縮財政でインフラにお金をかけてこなかった日本で、今後イタリアのような事故が日本でも起きないとは限りません。特に日本では市町村が管轄する橋がチェックされず、交通止めになったまま放置されてるところも多くあります。

     

     こうした赤外線を使った技術でチェックするようになれば、橋が崩落するリスクを削減できますので、すぐに始めるべきです。と同時に十分に予算付けし、作業の効率化と同時に進めていく必要があるものと考えます。

     

     また、土木管理総合試験所では、AIを活用して道路・軌道の異常度診断ビックデータ共有システムのROAD−Sを開発しました。このROAD−Sを使えば、地中レーダ探査で「橋梁床版異常度診断データ」「舗装体の異常度診断データ」「路面下の空洞診断データ」「埋設物の敷設状況データ」のほか、「舗装表面ひび割れ」「舗装表面のわだち掘れ」を検出することができるとのこと。国立研究開発法人の科学技術振興機構のホームページの戦略的イノベーション創造プログラムのサイトに掲載されています。

     

    <土木管理総合試験所のROAD−S>

     

    (出典:科学技術振興機構のホームページから)

     

     

     土木管理総合試験所のROAD−Sは、3Dレーダーを使って橋梁や橋の強度を自動的に分析する技術が特徴です。従来は1キロメートル分の分析に1か月程度かかっていたのですが、ROAD−Sを使えば、数秒で完了してしまうのです。この技術もまた人手不足の解消につながる一人当たり生産性向上になる素晴らしいシステムです。

     

     ぜひとも赤外線の技術や、3Dレーダーを使ったROAD−Sが活躍し、さらなる技術の向上を促すことができるようにするために、日本政府は十分な予算付けと躊躇なき国債発行を同時に行っていただきたいと思います。

     

     

     というわけで今日は「インフラ点検での生産性の向上について」と題して論説しました。

     

    〜関連記事〜

    決して他人事ではないイタリアで発生した高架橋崩落事故について

    ”祝!値幅制限変えてのまたまたストップ高”(株)土木管理総合試験所(証券コード:6171)


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