プーチン大統領から提案されたロシアとの平和条約には反対!

0

    JUGEMテーマ:領土問題

    JUGEMテーマ:反原発と愛国心

     

     今日は「プーチン大統領から提案されたロシアとの平和条約には反対!」と題し、論説します。

     

     下記は産経新聞の記事です。

    『産経新聞 2018/09/14 13:10 安倍晋三首相「11〜12月の日露首脳会談が重要」 平和条約締結に意欲

     安倍晋三首相は14日、ロシアのプーチン大統領が領土問題などの「前提条件」抜きでの日露平和条約締結を提案したことに関し「(プーチン氏が)平和条約が必要だという意欲を示したのは間違いない。11月、12月の首脳会談は重要な会談になっていく」と述べた。

     自民党総裁選に関する日本記者クラブ主催の討論会で語った。11〜12月に予定されているアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議や20カ国・地域(G20)首脳会議に合わせた会談が念頭にあるとみられる。

     首相は「プーチン氏のさまざまな言葉からサインを受け取らなければならない。『とにかく平和条約ちゃんとやろうよ』と言ったことは事実だ」と述べた。同時に「日本は領土問題を解決をして平和条約を締結するという立場だ」と強調した。

     首相は「『私の時代にやる』と言ったから前に進んでいく」とも語り、通算22回の日露首脳会談の成果について言及。総裁選で連続3選を果たせば次の任期中に平和条約締結を目指す考えを重ねて示した。』

     

     

     上記記事に掲載の通り、9/14(金)に安倍首相が平和条約締結に意欲を示したというニュースです。

     ロシア側から持ち掛けられた日ロ平和条約締結の提案は、その2日前の2018/09/12(現地時間で9/13)には、ウラジオストクで第4回東方経済フォーラムが開催されて安倍首相が出席し、その際プーチン大統領から安倍首相に対して、北方領土問題を事実上棚上げにして日ロ平和条約の締結を提案したのです。

     

     日本政府は北方領土の帰属問題の解決が条約締結の前提という立場を崩しておらず、提案通りには応じない方針としていました。これは日本の立場としては当たり前のこと。領土問題が決着しない状態での日ロ平和条約の締結は、言語道断です。

     

     なぜ北方領土が日本国有の領土であるといえるのか?北方領土についての史実を振り返ってみましょう。

     

     1854年 日米和親条約締結 (※安政の南海地震津波が発生)

     1855年 日露和親条約(日魯通行条約、日ロ通行条約、下田条約などともいう)締結 (※安政の江戸地震が発生)

     1875年 千島樺太交換条約締結

     1905年 ポーツマス条約締結

     1951年 サンフランシスコ講和条約締結

     1956年 日ソ共同宣言

     

     ※カッコ書きは本記事の内容と関連がありませんが併記しています。

     

     

    【1855年 日露和親条約締結後の領土】

     ※樺太は、日本もロシア帝国もどちらも帰属していない

     

     

    【1875年 千島樺太交換条約締結後の領土】

     

     

    【1905年 ポーツマス条約締結後の領土】

     

     

    【1855年 日露和親条約】

     江戸幕府時代、1799年〜1800年にかけて北方領土のほか、千島樺太を含む蝦夷地を直轄地として日本人が開拓

     日本とロシア帝国間で、平和的・友好的な形で日露和親条約を締結

     自然に成立していた択捉島とウルップ島の間の国境をそのまま確認する

     

    【1875年 千島樺太交換条約】

     日本とロシア帝国間で、千島列島と樺太全島を交換する千島樺太交換条約を締結

     樺太を放棄する代わりに千島列島(現在のウルップ島以北)を獲得する

     

    【1905年 ポーツマス条約締結】

     日本はポーツマス条約でロシア帝国から樺太南部を譲り受ける

     

    【1951年 サンフランシスコ条約】

     日本はサンフランシスコ条約で、樺太南部と千島列島(※)に対するすべての権利を放棄する

     ※千島列島とは「ウルップ島以北」を指し、択捉島・国後島・色丹島・歯舞諸島は含まれない

     またソ連はサンフランシスコ条約に署名しておらず、条約上の権利を主張することはできない

     

    【1956年 日ソ共同宣言】

     日ソ共同宣言で、平和条約締結後にソ連が歯舞群島と色丹島を引き渡すという前提で平和条約の交渉を行う合意

     しかしながら、以降北方領土についての何らかの現状変更はなく、現在に至る

     

     

     

     ソ連は1945年8月9日に日ソ中立条約に違反して対日参戦し、ポツダム宣言受託後の1945年8月28日〜9月5日の間に北方四島のすべてを占領しました。その当時の四島はソ連人が一人もおらず、日本人は四島全体で約17,000人が住んでいましたが、ソ連は1946年に四島を一方的に自国領として「編入」し、1948年までにすべての日本人を強制退去させたのです。

     

     史実を振り返れば、誰もが理解できると思うのですが、北方領土は少なくても史実で確認できる江戸時代の頃から日本の領土であり、ソ連に帰属したことはありません。1951年のサンフランシスコ条約で、日本は南樺太と千島列島を放棄したのは事実ですが、千島列島とはウルップ島以北を指し、北方領土は含まれないのです。

     

     それだけではありません。サンフランシスコ条約の際には、既に冷戦に突入しており、ソ連とポーランドとチェコスロバキアの共産圏3か国は、署名しませんでした。サンフランシスコ条約に署名しない以上、ソ連は条約上の権利すら主張することはできません。

     

     こうして史実を振り返りますと、ソ連は領土を泥棒のごとく盗んだというのが正しい認識です。プーチン大統領がそうした史実や立場を知っているのか否か?不明ですが、泥棒で国土を盗んでおきながら、経済協力を得るために平和条約を結ぼうというのは、あまりにもバカにしている話です。

     

     日本政府の見解として菅官房長官は、今まで通り北方領土の返還・帰属があってこその平和条約といっていますが、「北方領土を横においてまずは年末に平和条約を結ぼう!」との呼びかけに対して、「極めて遺憾である!」とはいっていません。

     

     失礼な呼びかけであって完全に舐められているといいくらい失礼にもほどがあります。

     

     一部の安倍首相を持ち上げる識者らは、”安倍の外交”とか”外交の安倍”などと持ち上げる人がいます。日ロ首脳会談の際、「平和条約が締結されていない異常な戦後を、私(安倍首相)と大統領(プーチン)で終わらせる」といいました。安倍首相の意図としては、北方四島の返還をやってからその後という意図だったはずです。

     

     それを逆手にとってプーチン大統領は、安倍首相が異常というなら、平和条約を締結しようというノリで発言したにすぎないでしょう。プーチン大統領ですら”平和条約締結”を口に出すことすらヤバイと思っていたかもしれません。しかしながら、安倍首相が平和条約を締結していない状態が異常というから、だったら平和条約締結について触れてもいいのでは?と思った可能性があります。

     

     完全にプーチン大統領は軽く見ており、見下しているといえるでしょう。

     

     プーチン大統領は、平和条約締結後に歯舞諸島、色丹島を引き渡すと発言。1956年日ソ共同宣言は、ソ連の最高会議と日本の国会で批准されたが、日本がその後に拒否したとも言及しました。

     

     確かに日本が拒否したのは事実です。なぜならば2島だけではなく4島一括返還を主張したからです。拒否したという言い方で止めるのは、4島一括返還という日本の主張を意図的に無視した言い方であり、悪質です。

     

     私たち日本人は、「4島返還以外平和条約の締結はできない」という主張を続けるしかありません。

     

     

     というわけで今日は「プーチン大統領から提案されたロシアとの平和条約には反対!」と題して論説しました。

     日ソ共同経済活動とも関係しますが、法律を作ってからやるべきことを、法律を作る前に仲良くやろうといっているのに等しく、仮にロシアの法律で共同経済活動を行うとしたら、北方四島がロシアの領土であることを日本政府が認めたことになってしまうのです。

     識者と呼ばれる人の中には、「2島返還で妥協してもいいのでは?」という論説を述べる人がいます。これは史実を知らないばかりか、国益が何なのか?を理解しない愚民です。仮に国会議員の中にそうした人がいるとするならば、すぐにその職を辞していただきたい。日本の国益を損ねるからです。

     そもそもなぜ日本は平和条約を締結しないか?といえば、平和条約を締結すれば領土問題が存在しないことを認めることになるからであり、国際的に常識な話なのです。 


    コメント
    コメントする








       

    calendar

    S M T W T F S
      12345
    6789101112
    13141516171819
    20212223242526
    2728293031  
    << October 2019 >>

    スポンサーリンク

    ブログ村

    ブログランキング・にほんブログ村へ
    にほんブログ村

    recent comment

    profile

    search this site.

    mobile

    qrcode

    powered

    無料ブログ作成サービス JUGEM