中国は反日で、台湾が親日である理由とは?

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     私は2015年9月に台湾を往訪したことがありまして、今日は、中国が反日であるのに対して、台湾がとても親日である理由について述べたいと思います。

     

     読者の皆様の中には、中国が反日である一方、台湾は親日であることに対して、日本に対して正反対な感情を抱くのを不思議に思われる方も多いかと思いますが、私は中国が台湾と同様に親日国家になることはあり得ないと考えております。

     

     かつて小平の時代は日本礼讃だった時代があり、日本映画を日本から中国に持ち込んだら、中国国内は黒山の人だかりになったときがあったようです。

     

     1974年に西村寿行の小説で「君よ憤怒の河を渉れ」という原作を、松竹が封切公開して1976年に映画化しました。そのとき出演した俳優の高倉健、中野良子、栗原小巻らは、中国でも大人気だったと言われています。

     

     「君よ憤怒の河を渉れ」の作品は、日本では2005年に徳間書店から再販し、1979年1月5日に「ゴールデン洋画劇場」でテレビ放映もされたとのことです。

     

     こうして人気俳優もいるような日本礼讃の時もあったわけですが、中国というと反日のイメージがあります。

     

     では、そのような中国とは別に、なぜ台湾は親日的なのでしょうか?

     

     歴史を遡れば、日本は50年間もの間、台湾を領有していました。その50年間で、日本は台湾に何をしたのでしょうか?

     

     日本は、欧米列強国のように、植民地支配にして搾取するということをしませんでした。

     

     学校を設立し、日本人と同じ教育をすると同時に、社会のインフラ整備も行いました。具体的には、ダムを作り、道路を作り、鉄道を敷き、警察官を教育して日本精神を教え込んだのが台湾です。台湾人のほうが、現在の日本人よりも日本精神を持った台湾人のほうが多いかもしれません。

     

    <台湾の鳥山頭ダム>

    (2015/09/20に杉っ子が撮影)

     

     

     

     それでは中国はどうか?といえば、これはもう教育のバックグラウンドが全く違います。つい10年前まで、文字の読み書きができる人口の割合である識字率は50%程度と、多少漢字が読めても識字率は低かったのです。変な言い方になりますが、日本ではホームレスの人を含めて、識字率は100%にほぼ近いわけですが、中国では10年ほど前までは識字率が相対的に低かったのです。

     

     今でこそ、当時より識字率は上昇しましたが、一人っ子政策による悪影響が出ていると言われています。

     

     中国共産党政府は、2016年に一人っ子政策をやめましたが、それで人口が増えたか?と思いきや、2017年以降の人口の伸び率は、それほど変わっていません。

     

    <中国の人口の推移(2018年4月時点)>

    (出典:世界経済のネタ帳)

     

     

     中国は沿岸沿いの北京や上海は猛烈な経済成長をしています。GDPの数字がデタラメであることが言われていいるものの、公共事業を中心に1995年比で8倍もの政府支出を行っており、数字はともかくとして政府支出分は経済成長しているのです。

     

     その結果、北京のマンションの価格は東京の2倍といわれ、住宅ローンは毎月10万ずつ返済しても100年かかるような物件が多い。しかも幼稚園から大学までの学費を考えると、子供も作れず、結婚もできないという状況にあるようです。

     

     貧富の格差が大きく、単一民族ではないことや、中国共産党が支配している民主主義国家ではないことも考えますと、台湾のように親日になることは土壌として難しいものと思われます。

     

     一方で台湾もまた出生率が1.0を切る状態なのですが、これは馬英九政権など親中派の政権が、中国人を労働者として受け入れることを推進したため、台湾人と中国人で賃金切り下げ競争となって年収が伸び悩んでいることが原因です。

     

     台湾の若者がどのように考えているのか?私も大変関心がありますが、かつての日本精神を持った台湾人は、既に高齢になっているでしょう。そうした台湾人が総退場すると、日本語を話せない台湾人がどんどん増えていくと思われます。

     そうなると、台湾も今後どうなっていくのか?という不安がありますが、台湾は反日教育どころか、八田興一の功績を知っています。そもそも日本人のほとんどが、八田興一なる人物を知りません。日本の歴史の教科書に載っていません。

     

     私は仮想敵国中国とは、友好関係は結べないと思う一方、台湾は友好関係が結べると考えます。八田與一がダム・灌漑施設を作り、台湾を有数の穀倉地帯にして豊かにしました。

     第17回の高校野球では、台湾の嘉義農林学校が準優勝までしています。当時、嘉義農林学校と呼ばれた学校は、現在2000年に大学に昇格して、国立嘉義大学と呼ばれています。

     

     

     

     

     というわけで、中国と台湾ではバックグラウンドが違いすぎているため、中国人が台湾人のようになることはない旨の論説をさせていただきました。日本にとって台湾は大切にすべき友好国であると私は思います。

     

    〜関連ブログ〜

    同化政策(大日本帝国・ローマ帝国)と植民地(欧米列強国)の違い

     

    〜参考写真〜

    <鳥山頭ダムを作った八田興一>

     

    <八田興一の出身地の石川県金沢市出身の森喜朗元首相が訪れて桜の木を植えた場所>

     

    <台湾高速鉄道>

     

     

     

    <日本の新幹線と内装がほとんど同じの台湾の新幹線の車内の様子>

     

     

    <台湾の新幹線のテーブル(上)と、アメリカの新幹線アムトラックのテーブル(下)>

    (台湾新幹線は2015/09/20、アメリカ新幹線アムトラックは2014/12/31、いずれも杉っ子が撮影)

    ちゃんと飲み物を置く窪みがあります。アメリカのアムトラック新幹線には、飲み物を置く窪みがありません。

     

    新幹線一つ見ても、日本精神・日本のおもてなしというのは、台湾には伝播されていると思います。

     


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