ウズベキスタン共和国のナヴォイ劇場
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今回は、私がかつて旅行訪問した国、ウズベキスタン共和国について述べたいと思います。
2013年12月30日〜2014年1月4日にかけて行って参りました。その旅行中、タシケント市内とサマルカンド市内を訪問しました。 もし、日本人がウズベキスタンに行く機会があれば、必ず行っていただきたい場所、それはナヴォイ劇場と日本人墓地です。そして私がウズベキスタンを訪問した目的は「シベリア抑留者が建立したナヴォイ劇場という建築物を見る!」でした。
<ウズベキスタン共和国と首都のタシケント>
シベリア抑留者のうち、20,000人強の人々がウズベキスタンへ移送され、劇場建設を命じられました。そのうち800人近くの人が、ナヴォイ劇場建設で命を落としたと言われています。捕虜という身分で過酷な労働条件のもと「日本に帰って桜を見たい!」と言いながら命を落としていったそうです。
そのシベリア抑留者の日本人たちが、わずか2年足らず1947年にナヴォイ劇場を完成させます。その20年後、1966年のタシケント大地震が発生します。そのタシケント大地震は、タシケント市内の78,000棟の建物が倒壊する大地震でしたが、日本人が建てたナヴォイ劇場は凛として無傷。市民の人々の避難場所として大活躍でした。それが今でもバレー劇場などで使われているのです。
私がこのナヴォイ劇場というものを知ったとき、どうしてもウズベキスタンに渡航して実際の建築物をこの目で見たいという思いから、思い切ってウズベキスタンに行きました。
ウズベキスタンは、1992年にソビエト連邦共和国から独立した国です。カリモフ大統領が現職で居られますが、カリモフ大統領はナヴォイ劇場にプレートの作成を命じます。そのプレートを作成する際、カリモフ大統領は、「日本人は友人であり恩人だ!間違っても捕虜などと書くな!」と指示したそうです。
そのプレートとは、こんな感じです。
以下は私が撮影した写真を掲載させていただきます。
<ナヴォイ劇場>
凛として聳え立つナヴォイ劇場です。
私が訪問した何年か前に、福島県から70歳くらいの男性がナヴォイ劇場を訪れ、涙を流したとのこと。その方はシベリア抑留者で、ナヴォイ劇場の建設に携わった方だったようです。ウズベキスタンで奥さんを見つけて結婚したとのことでした。その男性はナヴォイ劇場を見て、建設したばかりの時と全く変わらない凛と聳え立つ様子に感動したようでした。
<日本人墓地>
800人以上の日本人が、「日本に帰って桜を見たい!」と言いながら、命を落としました。
命を落とされた方が眠って居られる日本人墓地には桜の木が植えられています。
私が訪問したのは大晦日正月で真冬でしたが、春になると桜の花が満開になるそうです。
これもガイドの人から聞いた話ですが、私が日本人墓地を訪問した1か月前に、26歳くらいの若い男性が一人で日本人墓地を訪れ、なんでもお爺さんがシベリア抑留者でウズベキスタンで命を落としたとのこと。墓石に亡くなった方の名前が書いてあるのですが、お爺さんの名前が書いてあるか?を探しに、ウズベキスタンのタシケントに来たそうです。
<写真3:ウズベキスタンの新幹線「アフラシアブ号」と車両の中とタシケント駅構内>
1月2日にタシケント発、日帰りで新幹線の「アフラシアブ号」に乗車し、サマルカンドを訪問しました。
その際に撮影したタシケント駅構内や新幹線「アフラシアブ号」車内の様子です。
以上写真ばかりで私の意見は少なめですが、ナヴォイ劇場について、ぜひ皆さんに見ていただきたいYoutube動画のURLを記載いたします。
昨今のマスコミやら教育の現場では、「日本人は侵略者で悪いことをしてきた!」というような事実と異なる教育が行われ、何が真実か知らない人がほとんどであると思います。そんな人々がこうした動画や我々先祖の日本人がやってきたことの真実を知ることによって、世界の見方も変わってくるのではないかと思います。
下記のYoutube動画は、
いずれも感動して涙が出ます。
『リメイク版国旗の重み〜ウズベキスタンのナヴォイ劇場〜』
⇒「https://www.youtube.com/watch?v=eGFyq04mn3M」
『ナヴォイ劇場 』
⇒「https://www.youtube.com/watch?v=PfcPauuAO7Q」
『中山恭子 - (20130513) 麻生大臣はウズベキスタンで尊敬されてますね 』
⇒「https://www.youtube.com/watch?v=8Hs4B99qDSI」
私は母が生前の時、ナヴォイ劇場のことをよく話しました。どれだけ日本人が好かれているか?日本人を嫌っているのは中国と韓国だけだと。その事例としてナヴォイ劇場、日本人墓地、タシケント大地震について、よく母に話しました。母も私の話が「とても素晴らしい話!」ということで、私が「ウズベキスタン」と言えば、母も「ナヴォイ劇場」と口ずさむほどでありました。
というわけで、ぜひ皆さんもウズベキスタンに行くことがありましたら、必ずナヴォイ劇場と日本人墓地を訪れていただきたいと思います。
- 2017.02.01 Wednesday
- 旅行記
- 08:07
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- by 杉っ子