警官が発砲事件を起こすほど、無秩序になってしまった日本!

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     今日は「警官が発砲事件を起こすほど、無秩序になってしまった日本!」と題し、論説します。

     

     下記は産経新聞の記事です。

    『産経新聞 2018/04/13 07:13 19歳巡査、逮捕時に50万円所持 逃走の際には交番を施錠、発覚遅らせるためか

    滋賀県彦根市の河瀬駅前交番で男性巡査(19)=殺人容疑で逮捕=が貸与された拳銃で上司の井本光(あきら)巡査部長(41)を射殺した事件で、巡査が逮捕時に現金約50万円を所持していたことが12日、滋賀県警への取材で分かった。逃走する際には、交番を完全に施錠していたことも判明。県警は巡査が事件の発覚を遅らせ、逃走を図った疑いがあるとみて詳しい経緯を調べている。

    パトカーで逃走か

     捜査関係者によると、巡査は「(井本巡査部長は)いすに座ったまま前に倒れ、ぴくりともしなかったので死んだと思った」と供述。11日の犯行後、交番の扉や窓を施錠した上で、パトカーで逃走したとみられる。

     巡査は12日午前1時35分ごろ、交番から南に約4キロ離れた同県愛荘(あいしょう)町内の線路上で身柄を確保され、逮捕されたが、この際に現金約50万円が入った財布や携帯電話を所持。事件後にコンビニエンスストアに立ち寄ったとの情報もあり、県警は逃走資金を用意した疑いもあるとみて足取りを調べている。

     県警によると、巡査と井本巡査部長は3月26日から同交番で一緒に働き始めたばかりで、井本巡査部長は巡査の「教育係」を務めていた。

     事件があった11日は午前8時半から2人で勤務。同交番に設置された防犯カメラの映像には、同日午後7時47分ごろ、机に向かって事務作業中の井本巡査部長が突然前方に倒れ、直後に巡査が正面のドアから出ていく様子が写っていた。司法解剖の結果、井本巡査部長の主な死因は頭部を撃たれたことによる脳幹部損傷で、ほぼ即死状態だった。(後略)』

     

     

     上記記事に記載の通り、事件の概要は、滋賀県彦根市の河瀬駅前の交番で、41歳の警察官が射殺されたということで、41歳の警察官を撃った人物が、同じ交番で勤務していた19歳男性とのこと。この19歳の男性警察官は殺人罪で逮捕されました。

     

     日本は言わば、無秩序状態、無規制状態になろうとしているような気がしまして、大変ショッキングな事件です。

     

     なぜならば、北アフリカのリビアのような無政府状態になった国のようにならない限り、人間社会では必ずルールがあります。どんな国でも地域でも、そしてどんな時代でもルールが存在します。例えば廊下は右側を歩く、自動車は左側通行とするなどなど。そういう規制をしないと事故が起こるため、ルールや規制が存在するのです。

     

     それが自由が素晴らしくて、結果は自己責任みたいなグローバリズムの論調が蔓延し、社会秩序が無くなってしまっている状態に陥っているのでは?と思うのです。

     

     社会秩序が無くなっているという具体的事例でいえば、

    ●(今回の事件のように)警察官が自分の利益のためにピストルを撃つ

    ●公務員が偽装公文書を作成する

    ●国会で政治家がウソをつく

    といった具合です。

     

     中国や韓国なんかでいえば、平気でウソをつく、ニセモノを作るなんてことはあるでしょう。日本は中国や韓国と異なり、秩序正しい社会であることをアジアの先進国として誇りに思ってきた人が多いと思うのですが、このような事件が発生したことを目の当たりにしますと、世も末と思ってしまうわけです。

     

     「日本という国が滅びていく!」と思うのは私だけでしょうか?

     

     無秩序状態というこの現象は、日本社会全体の問題で、あらゆる場面で出てきています。例えば、偽装公文書作成がどれだけヤバい話か?という説明をするとき、比喩で「警官が自分のためにピストルを撃つとしたら、多くの国民が困るでしょ?」と。それと同じように「財務省の役人が、自分のために、財務省という組織を守るために公文書を偽装したら、多くの国民が困るでしょ?」と。

     

     偽装公文書作成罪がどれだけヤバいことかを説明するのに、こうした比喩を使って「そのくらい大変な話です!」ということなのですが、まさか「警察官が自分のためにピストルを撃っちゃった!」という比喩が現実のものになってしまったという話です。

     

     財務省職員が消費増税をしたいがためにウソをつく。緊縮財政をするために税収弾性値が1.1程度であるとウソをつく。公共事業は乗数効果が低いとウソをつく。政治家やコメンテーターや経済評論家やアナリスト・エコノミストらが、自分の立場を守るためにウソをつく。

     

     みんながこんなことをやっていれば、「そりゃ警察官も自分のためにピストルを撃ったとしても不思議ではないでしょ!」ということになってしまうのです。

     

     

     というわけで、「警官が発砲事件を起こすほど、無秩序になってしまった日本!」と題し、滋賀県彦根市で発生した警官発砲事件を紹介しました。私はこの事件が単に19歳男性の個人的な問題とは思えません。デフレが継続し、秩序を守れないほどにまで、日本が落ちぶれていると考えますと、本当にヤバイと思うわけです。

     まだ見ぬ子供や孫の世代に、こうした日本を引き継ぐことこそ、大きなツケを残すことになるものと考えます。一刻も早く秩序を取り戻すために、多くの日本国民が豊かさを取り戻せるよう、デフレ脱却をはじめとするしっかりとした経済政策を打っていただきたい。そう思うのであります。


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