「放射線は浴び続けると体に蓄積する!」はウソです!

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    JUGEMテーマ:震災関連

     

     

     

     今日は、東北地方の復興に関連し、放射線を浴びることによる人体の影響について意見します。

     

     私は3.11の際、福島県いわき市に住んでおりました。福島第一原子力発電所の事故で、東京電力から賠償金ももらいました。当時は、放射線についての知識を持っておらず、大変怖い思いをしました。

     

     具体的には、3.11の夕方のテレビニュースで、燃料棒の冷却ができないという報道を目にしました。空焚きになって原子炉が爆発すると思っていたのです。それだけではなく、その時「放射線で被ばくする」という根拠のない風評に怯え、自家用車で東京に逃げようとしました。

     

     3.11の夜、実際に常磐自動車道のいわき中央ICまで向かったのですが、通行止めとなっていました。途中途中の一般道もひび割れやマンホールが飛び出ていたりと、自家用車での移動自体が危険を伴う状況だったと記憶しています。もしタイヤがバーストしたらどうしよう?などと思えるくらい、道路の状況が悪かったのです。

     

     そして、3.14に福島第一原発の建屋が爆発崩壊しました。TVのニュースでも頻繁に流された映像です。この映像をみて、福島から逃げ出す人が激増しました。その後、菅直人政権が原発事故発生から1年以内に積算放射線量が20ミリシーベルトを超える可能性があると判断した地域で、福島県の飯館村、葛尾村、浪江町の全域と、川俣町、南相馬市の一部を「計画的避難区域」と設定しました。

     

     私自身が当時思った放射線の影響に対する不安、政府が実施した避難措置、いずれも不要だったと思っております。理由は年間50ミリシーベルトの避難区域というのは、科学的、学術的に規制根拠がありません。医学的には瞬間100ミリシーベルト浴びた時に、がんになる確率が1.08倍になることだけは実証されています。1.80倍ではありません。1.08倍です。これだけは実証されています。

     

     菅直人政権後、現在安倍政権ではありますが、今もなお区域設定が継続しています。下記は、2017年4月1日時点の避難指示区域です。

     

     

    (出典:福島県庁のホームページより)

     

     

     

     「帰還困難区域」「居住制限区域」「避難指示解除準備区域」のそれぞれの区域の定義・考え方は下記の通りです。

     

    ◆◆帰還困難区域◆◆

    <定義>

    放射線量が非常に高いレベルにあることから、バリケードなど物理的な防護措置を実施し、避難を求めている区域

    <考え方>

    事故後6年間を経過してもなお、空間線量率から推定された年間積算線量が20ミリシーベルトを下回らないおそれのある地域(2012年3月時点での推定年間積算線量が50ミリシーベルト超の地域)

     

    ◆◆居住制限区域◆◆

    <定義>

    将来的に住民の方が帰還し、コミュニティを再建することを目指して、除染を計画的に実施するとともに、早期の復旧が不可欠な基盤施設の復旧を目指す区域

    <考え方>

    空間線量率から推定された年間積算線量(2012年3月時点)が20ミリシーベルトを超えるおそれがあると確認された地域

     

    ◆◆避難指示解除準備区域◆◆

    <定義>

    復旧・復興のための支援策を迅速に実施し、住民の方が帰還できるための環境整備を目指す区域

    <考え方>

    空間線量率から推定された年間積算線量(2012年3月時点)が20ミリシーベルト以下となることが確実であることが確認された地域

     

     

     放射能が空中を飛ぶということはあり得ません。放射線を出す能力=放射能です。放射線は今この瞬間も浴びています。人間自身も放射線を出しています。というくらい空気中には放射線が飛び交っています。

     

     よくある間違った誤解は「放射線は浴び続けると体に蓄積される」という説です。「放射線を浴び続け、しきい値を超えるとガンになる」というのも仮設で、LNT仮説と呼ばれるものです。端的にいえば放射線の照射量と人体への悪影響が比例関係にあるというのは仮説です。

     

     では放射線は浴びていてもいいのか?と言われれば、医学的に言えることとして、瞬間100ミリシーベルト〜200ミリシーベルトの放射線を受けた場合、ガンになる確率は1.08倍になることだけは実証されています。この1.08倍が高いか?低いか?というのは大変微妙で、タバコを吸っている人の方が遥かにガンになる確率が高いです。

     

     福島県庁のホームページにある区域指定をみますと、年間20ミリシーベルトという基準の記載があり、20ミリシーベルトを超えるような場所は避難するようになっています。

     

     ではなぜ年間20ミリシーベルトという基準があるか?それはICRP(国債放射線防護委員会)が、被ばく線量の目標値について、年間20ミリシーベルト〜年間100ミリシーベルトは避難対象ということを公表しているからです。

     

     ICRPの基準は範囲があるのですが、当時の菅直人内閣は一番厳しい数値20ミリシーベルトというのを使ったということになります。もし、放射線について正しい知識を持っていたら、瞬間100ミリシーベルト以上が健康被害があるということを知っていれば、年間20ミリシーベルト基準の設定という発想はなかったでしょう。

     

     たとえLNT仮説を信じていたとしても、ICRP基準の年間100ミリシーベルトで基準設定した場合、福島県民の多くは避難する必要がなかったということになります。

     

     しつこくて申し訳ありませんが、瞬間100ミリシーベルトと、年間100ミリシーベルトとでは、全く意味が違います。年間20ミリシーベルトが危険と思う人は、知らず知らずのうちにLNT仮説を正しいと信じ込んでいることの証左です。

     

     多くの人は放射線と放射能の違いも知らず、ただ恐怖だけを煽る。マスコミも同様です。
     

     その根拠となっているのが1946年にノーベル医学生理学賞を受賞したジョセフ・ハーマン・マラー氏のジョウジョウバエを使った実験。この実験がDNAの修復しないハエを使っていたことが判明し、後に他の学者らが、誤りを指摘しています。そして放射線ホルミシス効果ということも知られていない。がんの治療では陽子線治療・重粒子線治療という最先端治療は放射線を用いています。

     

     福島の復興のためにも今からでも遅くありません。文部科学省は、日本国民に正しい知識と情報を発信すべきだと思うのです。

     

     

     というわけで今日は放射線について3.11の福島原発事故の件と絡めて論説しました。よく、福島県の復興は「原発さえなければ!もっと復興が早かったはずだ!」として、原発は廃炉すべきのような論説を語る人がいます。それは明確に間違えで、放射線についての正しい知識を政治家はもとより多くの日本国民が知っていれば、福島県民は逃げる必要もなく、農作物の風評被害にも合わなかったということが真実です。

     今もなお避難を続ける福島県民に対しては言うまでもなく、風評被害で福島県のものは食べられないとか言っている人々も含め、放射線に対する正しい知識を持ってもらうために、文部科学省が正しい知識の情宣をするべきであると思うのであります。

     

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