財務省に電話して「”財政破綻の定義”って何ですか?」と聞いてみましょう!(財務省職員は絶対に財政破綻の定義について答えられません!)

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     今日は「言葉を定義」することの重要性をお伝えしたく、政府の負債についてお話ししたいと思います。

     

     突然ですが、次の5つの文章をご覧ください。

     

    ^緡堵颪料大によって、国の財政が破綻する

    国が無駄を削れば、政府の借金を返せる

    少子高齢化が原因で日本の経済成長が止まった

    ぞ暖饑任蝋駝荏完が負担するものなので、増税するならまず消費税だ

    ッ名な経済学者のアドバイスに従っていれば大丈夫だ

     

     読者の皆さんにお聞きします。この 銑イ涼罎農気靴は誓發呂いつあるでしょうか?本ブログの読者の皆さんは、おそらくゼロであると答えていただけるでしょう。ご推察の通り、正解はゼロです。

     

     日本人は「言葉を定義」することに慣れていません。一方で定義を明確にすることは、問題解決するために大変重要なことです。もし日常的な会話で、定義!定義!定義!とやりますと、おそらく嫌われるでしょう。例えば日常会話で「あなたがいう○○って定義すると何なの?」と聞いた場合、聞かれた方は「え?なんでそんなこと聞くの?」という反応をされるのが一般的なパターンです。

     

     ところが困ったことに、例えばいろんな人が公共工事について「バラマキ」「バラマキ」とやると、公共事業はバラマキだという空気が醸成されます。空気が醸成された後にしゃべる人は、その空気に影響されてバラマキという言葉を使います。そうやって空気を基盤とした言葉が伝播してしまうのです。

     

     日本語には「言霊(ことだま)」という言葉があります。発した言葉には魂が宿っているということなのですが、この言葉は昔からあったとされています。よく考えれば、歴史的に日本人は外敵に責められていないという点で、今も昔も雰囲気や空気で醸成されるという悩みを抱えていたのでは?ともいえます。

     

     発した言葉には魂が宿っているんだよ!というくらい、空気に流されてしゃべっている人が多かったのでは?とも考えられます。言葉には影響力があります。

     

     日常生活で「定義!定義!」「言霊!言霊!」「空気に流されないように!」とやる必要はありませんが、せめて政治家の人は言霊を意識して、空気に自分が流されていないか?というのを十分に注意する必要があるのではないかと思うのです。

     

     なぜならば、言霊を無下にして空気に流されている限り、絶対に問題は解決しないからです。何しろ問題についてどういう問題であるか?という認識する人が、勝手に解釈してしまうからです。

     

     財務省は日本語の弱点、例えば日本人が空気に流されやすい・作られやすいということを熟知しています。未だに政府の負債のことを「国の借金」といっています。

     

     因みに「国の借金」に対応する英語とか世界のグローバルな言葉はありません。「政府の負債」に対応するものならば「Government Debt」です。財務省が「国の借金」呼ぶものは、「Government Debt」のことなのですが、なんで和訳の「政府の負債」という言葉を使わないのでしょうか?

     

     理由は簡単で「国の借金」という言葉を使うことによって、「政府の負債」=「国民の借金」と思わせる空気を作ろうという意図があるのです。政府の負債というのは、国の借金であり、つまり日本国民の借金なんですよ!とインプットさせ、「政府の負債は皆さん日本国民の借金なんですよ!」という空気を作ろうとしていたわけです。

     

     国の借金はまだマシで、20年前は政府の負債のことを財政赤字とか日本の赤字とかいっていました。この赤字という言葉は借金と並んでイメージが良くないと思います。

     

     とはいえ、赤字という言葉は、企業でいえば売上から費用を引いたらマイナスになってしまった、即ち費用が多かったというお金のフローの話です。国の借金も政府の負債も資産負債の話であって、企業でいえば、損益計算書上(P/L)にあるのが赤字で、貸借対照表上(B/S)にあるのが資産負債の話です。

     

     赤字と負債をごちゃまぜにして、響きの悪い赤字が1000兆円ですよ!とか評論家に言わせて、国民を煽っていたのです。例えば、政府の赤字が1000兆円だったとしたら、日本の税収はいくらか?あるいは支出はいくらか?税収が200兆円で支出が1200兆円だとすれば、赤字は1000兆円になります。1000兆円も日本はお金使っていません。実際は100兆円も満たないです。

     

     一般の人は普通はそんなに深く考えません。国の借金というのは政府の負債で資産負債の話で、赤字は損益計算書の話であるということを考えている人はいないでしょう。よくよく考えれば、フローの話とストックの話で、1000兆円の負債はストックの話であり、財政赤字という言葉は間違っているのです。

     

     「言葉を定義する」というのは、問題がなければ必要がありません。人間関係がギスギスしますので必要ありませんが、問題がある場合は、ビジネス上でも、皆さんの個人の問題を解決する場合でも有効です。

     

     では財務省がいう「財政破綻」というのは、どう定義するのでしょうか?

     「財政破綻」は「財政が破たんすること」ではありません。これは言葉を定義したことになっておらず、単なる言葉の言いかえです。「財政破綻」が何なのか?真剣に考えた時に、初めて定義を考えることになります。

     

     実は、財政問題を管轄する財務省ですら「明確な定義」を定めていません。一般的には、政府の債務不履行(デフォルト)を意味します。即ち、政府の負債について返済、利払いが不可能になることです。

     

     もし、あなたが財務省に電話をして「すみません。財政破綻が心配で心配でたまりません。ところで財政破綻って何でしょうか?」と質問してみてください。財務省は、財政破綻の定義を説明するのではなく「私たちは財政破綻すると国民生活が非常に問題があるので、そうならないようにするのが仕事です。」と彼らは答えます。

     

    質問者「いやいや、そういうことではなく財政破綻の定義を教えてください!」

    財務省「ですから財政が破綻するとギリシャのように年金が被害を受けたり、社会保障が維持できなくなるので、そうならないようにするのが私たちの仕事です。」

    質問者「いやいや財政破綻の定義じゃないでしょ!財政破綻の定義を教えて欲しいと言っているのに・・・・」

    となって、財務省職員は財政破綻の定義について絶対に答えません。

     

     なぜならば、財務省が財政破綻の定義を回答してしまうと非常に彼らにとって不都合なことがあるのです。

     

     財政破綻の定義は、政府の債務不履行をいいます。英語ではデフォルトです。政府の負債について、返済や利払いが不可能になること、あるいは滞ることです。

     

     2012年にギリシャ政府が財政破綻しました。あまり日本では新聞で話題になりませんでした。あのときギリシャ政府は、EU圏の銀行、例えばドイツやフランスの銀行から借りていたお金について、元本カットしました。元本カットとは明らかにデフォルトなのですが、ギリシャがデフォルトしたと認めると大変なことになるため、ギリシャ政府に融資してた銀行が自主的に元本カットしてくれたのだから、財政破綻ではないと強弁しました。これは誰が考えてもデフォルトです。定義を明確化すれば、ギリシャ政府に融資していた銀行が元本カットしたことはデフォルト、即ち財政破綻に該当します。

     

     日本はギリシャと異なります。ギリシャはユーロに参加しており、ギリシャ政府がユーロ建ての国債を買いとることはできませんが、日本の場合は政府の負債が100%円建てなので、日銀が買い取ることで実質上の借金を減らすことができます。実際に返済して名目上も借金を減らすことも可能です。とはいえ、日銀はJASDAQに上場する株式会社組織で、55%を日本政府が株式を保有しており、日銀と政府は親子関係にあることから、親子関係の借金は元本を返済してもしなくてもOKで、返済しなくてもデフォルトになりません。元本だけでなく利払いについても同じです。連結貸借対照表作成時に、親子間取引は相殺されてしまうからです。

     

     

     というわけで、言葉を定義すれば、財政破綻が何なのか?明確になります。財務省が財政破綻の定義について答えることができないのは、政府の負債が100%円建なので、財政破綻しようがないために答えることができないともいえます。もしくは空気で赤字と負債をごちゃ混ぜにして、財政破綻の定義を考えたこともないため、答えることができないともいえます。前者は「悪意(知っている)」、後者は「善意(知らない)」ということになると思いますが、財務省職員が善意であれ悪意であれ、間違ったことを日本人に煽っていることは、非常に罪深い、万死に値すると思うのは私だけでしょうか?

     これを改善するためには、財務官僚が出世する「緊縮財政」を成し遂げたことであるとする人事評価制度を改めることです。さもないと、このようなバカバカしい空気で国民が騙され、いつまでも緊縮財政が続いて、日本は発展途上国化して滅びるか中国の属国化することになっていくでしょう。

     その改善策は政治家の人にやってもらうとして、ぜひ皆さんの中で、お時間のある人は、財務省に電話をしていただき、「財政破綻の定義って何ですか?」と聞いてみてください。もし、財務省職員が答えられなければ、皆さんが教えて差し上げましょう。


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