米国でのFDA申請承認で株価が上昇したサイバーダイン(証券コード:7779)について

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     今日は、株式ネタで、サイバーダインについて取り上げます。12/18〜12/22の株式市場で、サイバーダイン(証券コード:7779)が大きく上昇した日が2日間続きました。上昇のきっかけとなったのは下記のニュースです。

     

    『2017/12/19 11:05 株式新聞 CYBERDYNEが年初来高値、「HAL医療用下肢タイプ」がFDAから医療機器承認を取得

     CYBERDYNE(サイバダイン)<7779.T>が3日続伸。一時201円高の1865円まで買われ、2月24日に付けた年初来高値1829円を更新した。同社は18日、現地17日にFDA(米食品医薬品局)から「HAL医療用下肢タイプ」について、医療機器としての承認を取得したと発表、材料視された。
     同社では、FDAの機器分類上、医療用HALは、理学療法系の機器分類であるPhysical Medicine Devicesだけでなく、神経系の機器分類であるNeurological Devicesの2つに跨る唯一の医療機器としての承認となったという。医療用HALの承認内容の詳細については、確認が取れ次第、開示するとしている。』

     

     

     もともと、米国へのFDA申請については、昨年度から話題になっていました。参考までにもう一つ記事を紹介します。

    『2016/7/26 17:01 日本経済新聞 サイバーダイン 米国法人設立 FDA承認にらみ

    筑波大学発のロボットベンチャーであるサイバーダインは26日、米国法人を8月に設立すると発表した。資本金は10万ドル(約1050万円)。米食品医薬品局(FDA)から自社製品が医療機器として承認されるのを見越し、米国における営業力を強化する。既に日本と欧州には拠点があり、世界的に事業を展開する体制が整う。

    登記上の米国本社はデラウェア州に置くが、実際はワシントン州シアトルで事業拠点をかまえる。

    サイバーダインの主力商品は体に装着するロボット「HAL」。例えば足を動かそうとする際に脳神経系から発する微弱な電気信号を捉え、関節の動きを助ける。

    FDAには2015年6月に医療機器として申請。まだ承認は下りていないが、米国は世界の4割を占める巨大医療機器市場のため、早めに営業体制を整備する必要があると判断した。様々な最先端技術が集積する米国で多様な事業パートナーと連携する。

    HALは欧州連合(EU)では13年、日本で15年に医療機器として承認されている。』

     

     こちらは2016年7月の古い記事なのですが、既にサイバーダイン社はFDA申請の承認が下りること見越して、米国に法人を設立するという報道が出ておりました。1年以上を経て、ようやく米国でFDAから、サイバーダインのパワーアシストスーツ「HAL医療用下肢タイプ」について承認が下りたのです。

     

     このニュースを受けて、サイバーダインは大きく株価が上昇しました。

     

    <サイバーダイン社の1週間の株価の動き>

     

    <サイバーダイン社の過去2か年の株価の推移>

    (出典:ヤフーファイナンス)

     

     

     2016/8/15に空売り専門の機関投資家のシトロンリサーチ社が、サイバーダインの適正株価は300円などとするレポートが出て、サイバーダインは大きく株価が下がりました。1400円を切る水準にまで下落。シトロンリサーチ社の主張する300円には程遠いですが、下落のインパクトは大きく、2000円以上で推移していた株価が、1300円台にまで売られたのです。

    その後、一進一退を繰り返し、晴れてこの度、米国におけるFDA承認によって、再び株価が2000円台を回復するまでになったのです。

     

    <シトロンリサーチのレポートの抜粋>

    (出典:シトロンリサーチ社のHP)

     

     

     シトロンリサーチの300円という主張は何だったのでしょうか?という突込みはさておき、私は、このサイバーダインという会社の潜在的な成長性に期待をしています。なぜならば、米国のFDA承認やら、欧州での健康保険適用というニュースもいいのですが、日本国内が人手不足という状況であり、その解決策としてサイバーダインのHALがあると考えるからです。

     

     どこの業界でも人手不足は深刻化していますが、中でも介護業界の人手不足は深刻です。医療・介護報酬は0.54%引上げとなったものの、さらなる報酬引上げが実現しない限り、介護事業に従事する人々が増勢に転ずることはないと考えます。

     

     もし、介護事業者がサイバーダイン社のパワーアシストスーツを使えば、現場の仕事は劇的に変わります。何しろ、サイバーダインのパワーアシストスーツは、体を抱きかかえる等の介護作業を支援するロボットだからです。介護従事者の身体負担を減らすと同時に、企業にしても従業員にしても、腰痛などの労災リスクから解放されます。

     また、ラクラクお年寄りを抱えられるため、作業効率が向上し、生産性向上が図られるのです。

     

     介護事業だけに留まりません。運送業界では女性ドライバーが荷物の積み下ろし作業で、腰痛を患うリスクがあります。男性ドライバーでさえ、荷物の積み下ろしは重労働です。これについても、HAL腰タイプを装着することで、腰痛リスクから解放されるようになるのです。

     

     サイバーダインのロボットのすごい点は、人間の動作に合わせるのではなく、筋肉に送られた生体電位信号を感知して動くという点です。例えば、介護従事者が高齢者の体に手をかけ、持ち上げようと「思った」ことを受けてロボットが作動し、動作を支援してくれるのです。

     

     社会福祉法人「野の花会(鹿児島県南さつま市)」は、サイバーダインのHALを導入した結果、排せつ介助に要する人員を、これまでの2人から1人に減らすことに成功しました。

     

    <野の花会の介護用補助ロボット「HAL」>

    (出典:野の花会のホームページ)

     

     欧米の介護では「ノーリフトポリシー」が常識なのですが、理由は介護士の労災を防ぐことが目的です。そのため、欧米政府は「要介護者を介護士が抱えてはならない。要介護者の移動にクレーンやロボットを使わなければならない」と法律で決めているのです。

     

     ノーリフト導入後、オーストラリアのビクトリア州では、看護・介護共に腰痛関連コストが54%〜74%、南オーストラリア州では90%も減少したと言われています。

     

     当然ですが、日本の介護産業もノーリフト化が進むに違いありません。ノーリストを実現するためには、様々な「人間の動作を支援する技術」が開発されなければなりません。

     

     ノーリフト化が始まり、看護師や介護士が腰痛リスクから解放されば、生産性は向上して離職も減ります。一人当たりの生産性向上できれば、賃金UPの原資も生まれ、介護事業者の給与を増やすこともできます。結果、介護業界の人材不足も解消の方向に向かうことができるでしょう。

     

     指標面では赤字が続いていますが、黒字化のメドがたてば、加速度的に一株当たり成長するものとみております。何しろ、今この瞬間出生率が上昇に転じても、20年間は生産年齢人口減少という人口構造問題は継続し、人手不足は続きます。外国人労働者受入を推進すると、企業がサイバーダインの製品を買わず、人件費の安い外国人を使えばいいではないか!となってしまいます。

     そうすると、サイバーダインも利益を上げられず、介護事業に従事する人は増えず、介護サービスを受けられなくなる、もしくは外国人による低品質なサービスの供給しかできなくなる上に、賃金DOWNの方向に向かうことでデフレ脱却から遠のきます。

     

     

     というわけで、今日はサイバーダイン社を取り上げました。ここ1年間、株価は低迷していたのですが、米国のFDA承認で、少し霧が晴れた感があります。皆さんも、サイバーダインの株価に注目していただき、将来のサイバーダインのポテンシャルを買うつもりで購入を検討されてみてはいかがでしょうか?楽天証券で購入すれば、12/22時点で、貸株で年率6%の貸株料を得ることも可能です。ぜひ一度、企業研究してみてください。

     

    <参考>

     


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