北朝鮮で暴動が起きる可能性について

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    JUGEMテーマ:朝鮮半島 政治・軍事・経済

     

     今日は、2017/10/18に報じられた日本経済新聞の”北朝鮮亡命幹部「制裁、完全に市場閉鎖」 米で講演”という記事について触れます。記事の概要は下記の通りです。

     

    『2017/10/17 15:00 北朝鮮亡命幹部「制裁、完全に市場閉鎖」 米で講演 中国との関係「過去最悪」

    【ニューヨーク=高橋里奈】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の統治資金を管理する部署「39号室」の元幹部、李正浩(リ・ジョンホ)氏は16日、ニューヨーク市内で講演し、国連安全保障理事会の制裁について「中国などが貿易を続けた過去の制裁と全く次元が異なる」と指摘し、「北朝鮮が1年乗り切れるかどうかは分からない」との見方を示した。

     李氏は金正恩氏による幹部粛清を機に、2014年10月に韓国に亡命した。脱北前は39号室傘下の企業のトップなど要職を歴任。貿易業務など手がけ、北朝鮮経済に精通している。

     李氏は国連安保理が9月に採択した石油製品の供給や原油輸出に上限を設ける新制裁決議について「北朝鮮の市場を完全に封鎖した」と分析。「北朝鮮は今回の制裁を脅威に感じている」と話した。金正恩氏が就任して以降、中国との関係が悪化。中国が貿易を遮断したことで過去最悪な状況だとも指摘した。

     核・ミサイル開発などの挑発が続いている背景について「北朝鮮は米国との関係を必死に欲しながら、米国に向けてミサイルを配置するなど挑発行為をしている」と解説した。金正恩氏は長期政権を維持するためには米国との関係が不可欠だと考えているという。』

     

     

     上記の通り、北朝鮮指導者の秘密資金を管理する朝鮮労働党「39号室」の元幹部で、3年前の2014年に脱北し、米国に滞在する李正浩(リ・ジョンホ)さんが、ニューヨーク市内で講演したというニュースです。

     

     報道によれば、国連安全保障理事会で、米国による新たな制裁は、過去の制裁とレベルが全く違う指摘しています。私は国連でどれだけ貿易を規制したとしても、北朝鮮と国交のある国すべてが、制裁を忠実に守るとは考えにくく、李正浩(リ・ジョンホ)さんの指摘・分析があったとしても、経済制裁の効果は懐疑的にみています。

     

     李正浩(リ・ジョンホ)によれば、北朝鮮が1年間持ちこたえられるか?わからず、北朝鮮人民の多くの人々が死ぬだろうと述べ、国民生活に大きな影響が出るとしています。

     

     過去の独裁政権を見てみると、最後の最後まで粘るケースが多く、アフリカの独裁国の崩壊などを見てもそうでした。非常事態が起きているという認識をする必要はあると思いますが、だからといってすぐに、北朝鮮人民が暴動を起こせるか?といえば、私は懐疑的に思うのです。

     

     なぜならば、実際に暴動を起こして失敗したら、家族は皆殺しになります。それでも暴動を起こすことはできるでしょうか?拉致被害者の蓮池薫さんは、同じく拉致被害者の日本人拉致被害者の奥土祐木子さんと結婚し、二人の子供ができます。その蓮池薫さんは、2002年に日本に戻ってきました。蓮池さんは、「家族がいて、自分だけではないという恐怖感が常にあった。」と述べています。

     

     最後の最後で飢えて死ぬとなれば、暴動になるかもしれません。とはいえ、実際は国交がある国々が存在し、経済制裁実施国以外の国から、様々な供給を受けていて、飢えて死ぬとまで行かない状態だとすれば、家族など一族に危害が及ぶ危険性から、簡単に暴動を起こすということには、ならないと思うのです。

     

     

     というわけで、今日は朝鮮労働党「39号室」の元幹部の李正浩(リ・ジョンホ)さんが講演したことについて取り上げ、北朝鮮での暴動が起きるか否か?について、私見を述べさせていただきました。


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