PCR検査の世田谷モデルについて

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     このブログは「杉っ子の独り言」というサイトでやっていますが、私は新宿区高田馬場で生まれてすぐに杉並区阿佐ヶ谷に引っ越して、社会人になるまで大学生の間までずっと杉並区で過ごしていました。今は住民票を世田谷区に移しておりまして世田谷区に住んでいます。

     その世田谷区では、保坂区長がPCR検査をいつでも何度でも受診できるとし、一種の社会的検査として拡大する方針を発表して話題になっています。

     そこで今日は「PCR検査の世田谷モデルについて」と題して論説します。

     

     

     端的に申し上げまして、PCR検査の世田谷モデルについて、私は保坂区長の暴走なのでは?という疑義を持ちます。なぜならば政府は緊急事態宣言の発動に慎重な対応をしているからです。

     

     もしかしたら、2020/08/25に「◆京都大学の上久保靖彦教授による新型コロナウイルスの日本人集団免疫獲得説について」という記事で、京都大学の上久保靖彦教授による集団免疫T細胞獲得説というものをご紹介しましたが、この上久保説は政府のトップにも認識されているかもしれません。

     

     いずれにしても東京都の小池知事、大阪府の吉村知事、世田谷区の保坂区長ら、全国の首長がいろんなことを言い始めて、真実がわからず政府の対応・温度感と乖離している部分があると私は感じています。

     

     象徴的な言説ということで、神戸新聞の記事をご紹介しますので井戸知事の言説をご参照下さい。

    『神戸新聞 2020/08/08 21:41 井戸知事「防御せず感染者発生の店舗は営業停止に」

     全国知事会の新型コロナ対策本部会合が8日開かれ、兵庫県の井戸敏三知事は、感染者が発生した飲食店などの扱いについて「食品衛生法では、食中毒を起こした店は営業停止になる。指定感染症のコロナでも、同様の制度に置き換えるべきだ」と主張した。

     会議後、井戸知事は取材に対し、「防御もしないで感染源になってしまう場合は、食中毒と同じ対応で制度改正すべきではないか。そういう制度を持っていないので『休業要請したら補償を』という議論を呼んでしまう」と説明した。

     また、会議では「公立病院も民間病院も厳しい状況に置かれるはず。財源対策を盛り込んでほしい」と要望した。(佐藤健介)』

     

     上記は全国知事会の新型コロナウイルスの緊急対策本部のTV会議にて、兵庫県の井戸知事が、接待を伴う飲食店で感染が広がっているとしたうえで、食中毒のようにコロナ感染者を出した店を営業停止にできる法整備をしていくべきであると要望したとの発言したことを報じています。

     

     私はこの発言は全く擁護できません。なぜならばコロナウイルスというものは、そこら中に常在しているものであり、実際にPCR検査で陽性になったからといって、本当に感染していると呼べるのか?そもそもわからないのです。

     

     そのくらい微妙な問題であるにもかかわらず、たまたまその店でそうなったからといって、営業停止するなどとは、やりすぎ行き過ぎといえ、非科学的な言説という批判があったとしても、その通りとしか言いようがありません。

     

     そういう意味で世田谷区の保坂区長について考えますと、井戸知事以上に大暴走しているといえます。

     

     夕刊フジの記事をご紹介します。

    『夕刊フジ 2020/08/26 介護施設や保育園の全職員にPCR検査「世田谷モデル」に賛否 「区単位の検査で結果出せるのか」

     新型コロナウイルスのPCR検査をめぐり、東京都世田谷区の「世田谷モデル」が波紋を広げている。介護施設や保育園の全職員らを対象にした検査を行う方針だが、専門家からは「区単位の検査で結果を出せるのか」と疑問の声もある。

     対象となるのは、介護事業所で働く職員と保育園・幼稚園の職員、特養などの施設入所予定者で計約2万3000人。区は関連費用4億1400万円を盛り込んだ補正予算案を9月議会に提出する方針。このほか、感染者の濃厚接触者や症状がある人への従来型の検査数を1日約300件から600件に拡充する。

     区の発表について東京医療保健大の菅原えりさ教授(感染制御学)は「高齢者施設は利用者が感染した場合に重症化するリスクも高く、全職員への検査は有用性があると思うが、定期的な実施が必要だ。一方で、保育園職員への検査は、今のところ子供が重症化する例は少なく、優先順位としては低いのではないか」と指摘する。

     保坂展人区長は「いつでも、どこでも、何度でも」とPCR検査の大幅拡充を掲げており、今回の検査方針はその一環。

     西武学園医学技術専門学校東京校校長で医学博士の中原英臣氏は「区長の責任のもと行うことを批判する気はないが、当然世田谷区民もほかの自治体を移動しながら生活する。世田谷区のみ社会的検査を実施することで感染者を抑えられたり、区民の安心につながるのか」と疑問を呈する。(後略)』

     

     上記記事の通り、これまで不足していたとされるPCR検査の数を1桁増やして社会的検査にすると意気込んでいます。

     

     新型コロナウイルスは、無症状者の人が極めて多く、無症状者が感染を拡大させるため、疑わしい人のみならず、いつでもどこでも何度でも検査のハードルを下げて実施できる状況を目指そうということで、対人関係の接触をしている介護職員、保育園・幼稚園職員らに従事している人を重点的に検査を実施するとしています。

     

     エッセンシャルワーカーと呼ばれる介護、保育・幼稚園、医療関係者らが実施する分にはよいと思いますが、そうでない一般人もできるようにするというのは、方向として少し違うと私は思います。

     

     マスコミはPCR検査を何で全員にやらないのか!と安倍政権の対応を非難する言説もありますが、本当にそれが正しいのか?科学的な根拠を元に安倍政権の対応を見るべきです。

     

     そもそも保坂区長が、世田谷モデルというものに至った経緯をみると、東京大学先端科学技術研究センターの児玉龍彦名誉教授の影響を強く受けているものと思われます。

     

     具体的には、児玉龍彦名誉教授が、4月頃から自覚がない無症状感染者がどのくらいいるのか?調査した方がいいのでは?と保坂区長にアドバイス。児玉龍彦名誉教授は国会で、「あと2週間したらニューヨークのようになる」と発言しましたが、2週間経過してもニューヨークのようには全くならず、そもそも発言の内容に科学的・学術的な裏付けがあるのか?疑問に思います。

     

     PCR検査とはそもそも何なのか?私は医学・疫学の専門ではないため、上久保教授らの言説を元にウイルスについて調べました。

     

     そもそもウイルスというものは集団免疫を獲得しない限り収束することはありません。

     

     インフルエンザの場合、確かに予防接種がありますが、結局は免疫ができて収束していくようです。

     

     根治させるだけの特効薬がないのがウイルスの世界であり、だからこそ風邪は万病のもとといわれ、インフルエンザウイルスとコロナウイルスがあるということになります。

     

     コロナウイルスの場合、確認できるものが何種類か存在し、インフルエンザワクチンでも風治療薬でも直せません。ウイルスに感染すると免疫を作るための戦いが体内で発生し、その過程で発熱が生じます。

     

     その発熱が長くなるのをできる限り短くするために医者は薬を処方します。

     

     ウイルスの病気は、自分の免疫力で治すしか方法はありません。

     

     またPCR検査に限らず、100%精度の検査というものは存在しません。

     

     精度が7割程度のモノでも検査と呼ばれるものは存在し、PCR検査も100%精度ではありません。

     

     あくまでも診察の判断材料としてPCR検査が行われているのであって、リトマス試験紙のように、酸性かアルカリ性かがすぐに判明するというものではないのです。

     

     日本の医師は優秀と言われていて、なぜならばこうした検査の特徴を知っているため、まず医者はPCR検査の要否を判断することもさることながら、肺のCTスキャンの方が精度が高いという医者もいるようです。因みに日本は肺のCTが一番世界で普及している国とのこと。

     

     PCR検査は、プライマー設定というものがあり、その設定によって結果はいくらでも変わるとのこと。

     

     世田谷区長が主張するように全員がPCR検査を受けられるようにした場合、陽性者がたくさん出たらどうするのでしょうか?

     

     病院や隔離するための施設が十分にあるのか?何のためにやるのか?

     

     体制を整えてからやるならまだしも、本来の行政としての手順を踏んでからやろうとしているのか?甚だ疑問です。

     

     京都大学の上久保靖彦教授によれば、日本は既に90%の人に免疫ができ、現在陽性反応が起きているのは、いろんなケースがあるようです。

     

     PCR検査は、新型コロナウイルスを培養して遺伝子構造をチェックするという検査だそうで、机上に新型コロナウイルスはたくさんいるので、それらを検査してしまったら机が感染しているということになってしまいます。

     

     集団免疫を獲得している日本の場合、新型ウイルスに一回感染して知らないうちに免疫ができており、新型コロナウイルスが入ってくるのを再曝露というのですが、再曝露したときにいろんなケースが起きます。

     

     例えばウイルスが細胞に入って増殖し始めると、T細胞免疫が働いてウイルスを根絶させるのですが、T細胞免疫が働いている状態でPCR検査を受診すると陽性反応が出るそうです。

     

     その時、他人に移す可能性はありますが、移しても既に90%の人が免疫を持っていて、その移された人もT細胞免疫が働くので重症化することはありません。

     

     しかもT細胞免疫がやっつけたウイルスの断片や死骸などにも反応して陽性が出ることもあるらしく、感染したからといっても陽性者数が増えただけとも言えなくありません。

     

     上久保説ではウイルスがちゃんと再曝露していてこそ、T細胞免疫が生き続けますが、再曝露がないとT細胞免疫が廃れてしまい、重症化するリスクがあるとのこと。

     

     そうした特徴を踏まえますと、やみくもにPCR検査を拡大した場合、検査の確率が100%ではないため、陰性と判定した人が病院の中にいて、その人を隔離しなかった結果、院内感染が発生してしまうリスクに晒されることになるでしょう。

     

     PCR検査が間違っているということで院内感染が発生している原因の一つでもあるので、世田谷区民全員にPCR検査を受診させたら、却ってヤバイと考えるのが自然な考えです。

     

     今まで、こうした議論、こうした意見がマスコミで出ないことがなぜなのか?不思議ですが、世田谷区長がやっていることは本当に正しいのか?今一度科学的に考えてみる必要があるものと私は思います。

     

     

     というわけで今日は「PCR検査の世田谷モデルについて」と題して論説しました。

     

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