八ッ場ダムが台風19号で利根川決壊を防げたのは、民主党政権の功績?という不思議な話

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     今日は「八ッ場ダムが台風19号で荒川決壊を防げたのは、民主党政権の功績?という不思議な話」と題して八ッ場ダムについて論説します。

     

     昨年2020/10/22付の記事で「八ッ場ダムや第一貯水池などの工夫によって回避できた河川の決壊」という記事を書きました。

     

     このとき八ッ場ダムがあったおかげで利根川の決壊を防ぐことができたということで、公共事業だった八ッ場ダムが大活躍したことを書きました。

     

     その八ッ場ダムは、民主党政権が事業仕分けで工事を中止し、その後、野田佳彦政権のときに工事を再開しました。

     

     ダムというものは完成したらすぐに稼働するものではなく、テストが必要なのですが、八ッ場ダムの場合、注水して試験を始めようとしたタイミングで2019年に台風19号が来ました。

     

     これは本当に奇跡的といえます。

     

     私は一応指摘しようと思っていますが、安倍政権は民主党以上に公共事業を削減しています。

     

    <1989年〜2018年の治水事業の推移>

    (出典:国交省のホームページに掲載の公表数値)

     

     事業仕分けのイメージが強く、民主党政権が公共事業を削減したイメージを持っている人が多いと思いますが、安倍政権も公共事業を増やしておらず、むしろ微減で削減してきました。

     

     今度総裁になる菅官房長官も安倍総理の政策を踏襲するといっていますので、治水事業を増やすという考えは全くないといえるでしょう。

     

     事実としては安倍政権もさることながら、もともと事業仕分けでダム建設を中止したのは民主党政権です。

     

     東の八ッ場ダム、西の川辺川ダムということで、「コンクリートから人へ」で子ども手当の財源を創出するという愚行のために、ダム建設を中止しました。

     

     ダムは言葉を逆さにすると”無駄(ムダ)”となるので、響きが悪い言葉ですが、無駄な公共事業論は、民主党政権以前からあった言説です。

     

     財務省職員は、長期に支出が続くものを嫌がります。何しろお金のプール論で、お金というものは限られているため、国庫からお金が長期に支出していくことを嫌がるのです。まさにミクロ経済学の予算制約が頭から離れないという愚行を犯す連中といえるでしょう。

     

     そこに乗っかったのが、長野県知事の田中康夫氏です。

     

     彼らはダムの無駄論を学術的に説明することはできず、当然土木学者でも地形学者でも治水事業の専門家でも何でもありません。

     

     その流れで民主党政権になってクライマックスに達し、八ッ場ダムも川辺川ダムも建設中止に追い込まれました。

     

     八ツ場ダムの場合、関東首都圏の利根川に流れ込みます。利根川の氾濫リスクを回避するために考えられたのが八ッ場ダム建設であり、当時利根川流域の都道府県知事は、八ッ場ダム建設中止に対して、猛烈に反発しました。

     

     野田政権のときに、「やっぱり八ッ場ダムは必要だ!」ということになり、建設の再開を決定。2019年の春頃に完成しました。

     

     完成直後、まさに注視してテストしようと思った時に、台風19号が襲来。空っぽのダムに6500万立米もの水が貯まり、大惨事にならず済みました。

     

     普通ダムは空っぽということがないのですが、空っぽのダムだったことが幸いしたという意味では奇跡だともいえます。

     

     そういう意味では八ッ場ダムが台風19号から身を守ったというのは正確ではなく、空っぽの八ッ場ダムのおかげで大惨事を防ぐことができたといえます。

     

     ではなぜダムが空っぽだったのか?というと、2019年春に完成したばかりだったからです。

     

     なぜ2019年春というタイミングでの完成だったか?といえば、事業仕分けで八ッ場ダム建設を中止し、1年間工事再開をずらしたからであって、これは偶然の偶然、民主党が事業仕分けで一旦建設を中止し、1年後に建設を再開したからという奇跡です。

     

     八ツ場ダムの水が満水だったら、溢れて洪水になったといえるでしょう。

     

     何が言いたいかといえば、ダムは日本にはまだまだ必要で、八ッ場ダムで治水が不足するのであれば、さらに奥地にダムの建設をする必要があるということで、公共事業の需要は無限にあるといえます。

     

     

     

     というわけで今日は「八ッ場ダムが台風19号で利根川決壊を防げたのは、民主党政権の功績?という不思議な話」と題して論説しました。

     民主党政権の意図とは別に、たまたま偶然事業仕分けでダム建設工事を中止し、1年後再開したというイベントが無ければ台風19号で利根川氾濫を防ぐことはできなかったでしょうし、まさに奇跡的と言えるのではないでしょうか?

     少し話は違えど、コロナのパンデミックでも、意図せず安倍政権は中国との往来を1月中旬以降も止めなかったことで、S型、K型とコロナウイルスが入ってきて、日本人は奇跡的にT細胞免疫を集団獲得したために感染しても重症化しないという事実があります。この集団によるT細胞免疫獲得も、欧米は2月に外国人の往来をシャットアウトしたことでその後、感染拡大したことと比べれば、安倍政権の中国との往来放置プレーもまた奇跡的な話といえます。

     この2つの事象を見ていると、日本は自然災害大国でありながら、神様が日本国民を守っているのでは?とも私には思えるのです。

     

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